整形外科
Volume 57, Issue 3, 2006
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論説
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経験と考察
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腰部脊柱管狭窄症に対する円筒レトラクターを用いた顕微鏡視下片側進入両側除圧術の成績―従来法(両側拡大開窓術)との比較
57巻3号(2006);View Description Hide Description -
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臨床室
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広範な骨欠損と腸腰筋膿瘍を伴った多椎間脊椎カリエスの1例
57巻3号(2006);View Description Hide Descriptionわが国での結核患者の発生数は1950年以後減少の一途をたどってきたが1997年以降はじめて増加に転じ1999年には厚生労働省より結核緊急事態宣言が出された脊椎カリエスの鑑別疾患として化膿性脊椎炎や転移性骨腫瘍骨粗鬆症の圧迫骨折などがあげられるが近年では結核や脊椎カリエスに対する医師の関心が薄いことによって診断や治療の遅れにつながるdoctor’s delayが問題となっている今回われわれは若年者に発症した広範な骨欠損と腸腰筋膿瘍を伴う多椎間脊椎カリエスの1例を経験したので報告する -
金属アレルギーに気づかず頻回の手術を行った脊椎症の1例
57巻3号(2006);View Description Hide Description27年間の慢性腰痛症の患者に対しインストゥルメントを用いた脊椎固定手術を行った一時的に疼痛は治まったが初回手術後3ヵ月してから疼痛が再発しそれ以後反復する疼痛のためその後の6年間に6回の手術を行ったが疼痛は完治できなかった8年目に挿入金属を全抜去したところ疼痛は消失しその後5年間の経過観察でも再発の傾向はまったくなくなった金属アレルギーではないかと思われた1例を報告する -
肩甲骨胸郭解離の1例
57巻3号(2006);View Description Hide Description肩甲骨胸郭解離は強い鈍的外力が上肢帯に加わり上肢帯と胸郭の解離が生じる外傷である肩甲骨の外側偏位によって筋骨格損傷血管損傷腕神経叢損傷を合併することが多く閉鎖性外傷性上肢帯切断ともいわれている今回われわれは気管支断裂も合併した重度な肩甲骨胸郭解離の1例を経験したので文献的考察を加え報告する -
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中・壮年期に発症した恥骨骨溶解(pubic osteolysis)の2例
57巻3号(2006);View Description Hide Description恥骨骨溶解(pubic osteolysis)は1978年にGoergenらによって高齢者の恥骨部における原因不明の骨溶解病変がはじめて報告されたのち1984年にMcGuiganらによって総括された疾患である 特徴としては① 高齢女性に発症すること② 骨粗鬆症を基礎疾患にもつこと③ 軽微な外傷を契機に発症することなどがあげられるまた恥骨部の骨溶解性病変は時間経過とともにself-limitingな硬化性病変へと変化しそれとともに歩行時痛や圧痛などの症状が自然軽快するという特徴的な臨床経過を呈する近年ではこの疾患の概念が広く知られるようになったためまとまった報告例も散見されるようになった 今回中・壮年期に発症したpubic osteolysisの2例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する -
Gamma-nail術後の大転子部褥瘡に後大腿皮弁を用いた1例
57巻3号(2006);View Description Hide DescriptionわれわれはGamma-nail(日本ストライカー社東京)の近位部突出による大転子部褥瘡に後大腿皮弁を用いて再建を行った症例を経験したので報告する -
片側型人工膝関節全置換術後Candida感染症の1例
57巻3号(2006);View Description Hide Description人工関節置換術後の細菌感染症はクリーンルームの発達手術手技の改善予防的抗生物質の使用により著しく減少した一方近年真菌抗酸菌などの弱毒菌による人工関節置換術後感染症の報告が散見されるようになってきたわれわれは片側型人工膝関節全置換術(UKA)後18年以上経過して発症したCandida 感染症を経験したので報告する -
両側前十字靱帯再建術後6ヵ月で全国社会人レスリング大会に優勝した1例
57巻3号(2006);View Description Hide Descriptionハイレベルスポーツ選手が前十字靱帯(ACL)を損傷した場合は片側の損傷のみでも選手生命を維持することが困難なことが多い今回われわれは両側のACL を損傷したハイレベルレスリング選手に対しLeeds-Keio人工靱帯(LK 靱帯)を用い両側ACL 再建術を行い術後6ヵ月に全国社会人レスリング大会で優勝した症例を経験したので報告する -
非外傷性後脛骨筋腱脱臼の1例
57巻3号(2006);View Description Hide Description足関節において腓骨筋腱脱臼は比較的多いが後脛骨筋腱の脱臼はまれであるさらに非外傷性の後脛骨筋腱脱臼の報告は数少ないわれわれはサッカー少年に生じた非外傷性後脛骨筋腱脱臼の1例を経験したので報告する -
Step cut骨切り術を施行したFreiberg 病の1例
57巻3号(2006);View Description Hide DescriptionFreiberg 病は中足骨骨頭の無腐性壊死であり病因としては小外傷の繰り返しによる循環障害とする説が有力である治療はまずは足底板などによる保存的治療が優先されるが骨頭変形や関節症にいたり疼痛が強く生じている症例に対しては観血的治療が必要となる観血的治療としてはさまざまな術式が報告されているが1979年にGauthierらの提唱したdorsiflex osteotomy(中足骨頭背側楔状骨切り術)が広く施行されている今回骨頭の軟骨がまだ保たれた状態のSmillie分類stage3の1例に対して骨頭陥没部に骨移植を行いstep cut 骨切り術にて中足骨を短縮させ中足骨骨頭への圧力を減少させる手術を施行し良好な結果を得ることができたので報告する
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カラーフォーラム
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Baker嚢腫により生じたと考えられた肺塞栓症の1例
57巻3号(2006);View Description Hide Description深部静脈血栓症に伴う肺塞栓症は「エコノミークラス症候群」として近年とくに注目されている疾患の1つである今回われわれはBaker嚢腫が原因と考えられる深部静脈血栓症に伴う肺塞栓症の1例を経験し嚢腫摘出術を行ったので文献的考察を加えて報告する
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卒後研修講座
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問題点の検討
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整形手術手技
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中・高齢女性の背側転位型橈骨遠位端骨折に対する掌側プレート固定術の検討―ロッキングプレートとアンロッキングプレートの比較
57巻3号(2006);View Description Hide Description
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スポーツ医学
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きかいと装具
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連載 小児整形外科疾患の現状と展望
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5.四肢延長・変形矯正術における現状と今後の展望:3)軟骨無形成症(achondroplasia)の四肢延長
57巻3号(2006);View Description Hide Description
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