整形外科
Volume 57, Issue 7, 2006
Volumes & issues:
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総説
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経験と考察
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臨床室
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頚椎過伸展により著明な角状前弯変形を呈した強直性脊椎炎の1例
57巻7号(2006);View Description Hide Description強直性脊椎炎(AS)患者において軽微な外傷にて特徴的な変形を呈し脊髄・神経根障害をきたす症例報告が散見される今回われわれは頚椎過伸展により著明な前弯変形を呈したAS 患者に対し前方固定にて良好な成績を得たので報告する -
第9胸椎レベルに硬膜内髄外転移を生じた腎細胞癌の1例
57巻7号(2006);View Description Hide Description悪性腫瘍の硬膜外腔や脊髄髄内への転移は比較的まれに認められその頻度は剖検例のうちそれぞれ2.1% 0.9%と報告されている一方硬膜内髄外への転移はまれである今回われわれは硬膜内髄外転移性腫瘍の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する -
尾骨切除を行ったhuman tailの1例
57巻7号(2006);View Description Hide DescriptionHuman tailは胎生期の尾の遺残とされ腰部付近から肛門縁までに存在する腫瘍性病変を除外した突起物である 今回われわれは尾骨痛を主訴に来院しhuman tailと診断して尾骨切除を施行した1例を経験したので報告する -
同側大腿骨に骨頭下骨折と転子部骨折を同時に発生した1例
57巻7号(2006);View Description Hide Description大腿骨近位部骨折は高齢者に多くみられる骨折の1つである通常は骨頭下骨折もしくは転子部骨折のどちらか単独で発生しその鑑別は容易である今回われわれは同側大腿骨に骨頭下骨折と転子部骨折を同時に発生した1例を経験したので報告する -
人工股関節全置換術におけるX線造影糸断片の体内遺残の1例
57巻7号(2006);View Description Hide Description手術における体内へのガーゼ遺残は肉芽腫や膿瘍などの原因となることがあり重篤な合併症を起しかねないガーゼ遺残の防止策としてX 線造影糸入りガーゼの使用がある今回われわれは人工股関節全置換術(THA)でX 線造影糸の断片が遺残した症例を経験したので報告する -
大腿骨顆上骨折を伴った変形性膝関節症に対して一期的に人工膝関節全置換術と逆行性髄内釘を施行した2例
57巻7号(2006);View Description Hide Description人工膝関節全置換術(TKA)の適応のある変形性膝関節症の患者が大腿骨顆上骨折を生じた場合骨接合術とTKA を一期的に行うか二期的に行うかまた固定材料には何を用いて骨接合するか議論の分かれるところである今回われわれは大腿骨顆上骨折に対して逆行性髄内釘を使用し一期的にTKA を行った2例を経験したので報告する -
小児足関節外果裂離骨折後に偽関節手術を必要とした1例
57巻7号(2006);View Description Hide Description小児の足関節捻挫では前距腓靱帯の断裂はまれであり前距腓靱帯の腓骨側付着部での裂離骨折をきたすことが多い 単純X 線像では裂離骨片が不明瞭なことが多く診断が困難である場合が多いそのため単に捻挫として治療が行われたり放置されることがあるまた骨癒合が得られなかった場合に足関節の不安定性が残存したり裂離骨片が過剰骨となり障害が生じることがある 今回われわれは小児期に足関節外果裂離骨折を受傷し裂離骨片がそのまま成長し偽関節となり手術を必要とした症例を経験したので報告する症例14歳女主訴:右足関節外側の疼痛腫脹既往歴:6歳時にすべり台で遊んでいて右足関節外果裂離骨折を受傷し2週間のギプス固定で保存的に治療を受けた -
足趾の短骨に発生した骨巨細胞腫の1例
57巻7号(2006);View Description Hide Description骨巨細胞腫は四肢長管骨(とくに膝周囲)の骨端部を中心として骨幹端部にかけて偏在性に好発する局所的にaggressiveな良性腫瘍である今回われわれは第1中足骨というきわめてまれな部位に発生した骨巨細胞腫の1例を経験したので若干の考察を加えて報告する -
悪性多形性腺腫骨転移の2例
57巻7号(2006);View Description Hide Description悪性多形性腺腫は耳鼻科領域に発生するまれな腫瘍でわれわれが渉猟しえた範囲ではそれが骨転移をきたした報告は数少ない今回われわれは骨転移をきたした悪性多形性腺腫2例を報告する
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短報フォーラム
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椎間関節造影にて症状の再現を認めた腰椎椎間関節嚢腫の1例
57巻7号(2006);View Description Hide Description椎間関節造影にて症状の再現を認めた腰椎椎間関節嚢腫の1例を経験したので報告する -
両側鎖骨遠位端骨折の1例
57巻7号(2006);View Description Hide Description両側鎖骨骨折はまれな外傷でありその報告は少ない今回両側鎖骨遠位端骨折の1例を経験したので報告する -
リセドロン酸ナトリウム水和物の内服時間と骨代謝マーカーとの関係
57巻7号(2006);View Description Hide Descriptionリセドロン酸ナトリウム水和物などの窒素含有ビスホスホネート製剤は薬剤の吸収効果を上げるため胃袋の中に水以外の残食がないことが必要であり起床時の内服が原則とされているまた内服後30分間は食道潰瘍の予防のため横にならない吸収効果を上げるため水(白湯)以外の飲食をしないなどいくつかの取り決めがあるところが実際の外来では高回転型骨粗鬆症のためビスホスホネート製剤の投与をすすめても二度寝の習慣や朝食時間との兼ね合いで「起床時の内服は困難」と訴える患者も少なくない渉猟しえた限りでは本邦において起床時以外の空腹時投与による薬剤の効果を調べた文献はないビスホスホネート製剤は吸収されにくいため胃が空である起床時に服用する必要があるならばほかの時間帯でも空腹であれば薬剤の効果があるのではないか調べた
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カラーフォーラム
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前内側半月大腿靱帯を関節鏡視中に観察しえた1例
57巻7号(2006);View Description Hide Description半月大腿靱帯には外側半月板後角より大腿骨顆間窩へ連続する靱帯としてHumphry靱帯とWrisberg靱帯が一般的に知られている今回われわれは内側半月板損傷に対する鏡視下手術中に内側半月板前角より起始する半月大腿靱帯である前内側半月大腿靱帯(antero-medial menisco femoral ligament:AMMFL)を伴った1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する
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