整形外科
Volume 58, Issue 4, 2007
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論説
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経験と考察
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臨床室
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アテトーゼ型脳性麻痺に環軸椎亜脱臼を合併した1例
58巻4号(2007);View Description Hide Descriptionアテトーゼ型脳性麻痺患者では筋緊張亢進と頚部の不随意運動によって中下位頚椎での頚椎症性変化を生じやすい脊髄症状を合併すると手術的治療が必要となることが少なくないが環軸椎亜脱臼の合併によって脊髄症状をきたした症例の報告はまれである 今回われわれはアテトーゼ型脳性麻痺に合併した環軸椎亜脱臼の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する -
四肢痙性麻痺を呈した上位頚椎奇形の1例
58巻4号(2007);View Description Hide Description明らかな合併疾患のない頭蓋頚椎移行部奇形はきわめてまれである今回われわれは四肢性麻痺を呈した上位頚椎奇形の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する -
乳児化膿性脊椎炎の1例
58巻4号(2007);View Description Hide Description小児の化膿性脊椎炎についての本邦での報告はしばしば散見されるが乳児の報告はみられない今回われわれは診断と治療に難渋した非常にまれな乳児化膿性脊椎炎の1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する -
抗血小板療法中に発症した脊髄硬膜外血腫の1例
58巻4号(2007);View Description Hide Description脊髄硬膜外血腫は1869年のJacksonの報告以来比較的まれな疾患といわれてきたが近年MRIの普及に伴い報告例が増加しているまた治療には可及的早期の除圧・血腫除去が望ましいとされてきたが保存的に良好な治療成績を得たとの報告も散見される今回われわれは抗血小板療法中に胸腰椎部の脊髄硬膜外血腫を発症し発症後10時間で手術を施行し良好な成績を得た症例を経験したためこれを報告し抗血小板療法との関連について検討する -
頚肋奇形による胸郭出口症候群の1例
58巻4号(2007);View Description Hide Description上肢のしびれ脱力感を主訴に外来を訪れる患者は多くその正確な診断・治療に苦渋することも少なくないその1つとして従来より胸郭出口症候群があげられているが本疾患は診断や治療方法が十分に理解されにくいものの1つであると考えられる今回われわれは頚肋と第1肋骨の形態異常により胸郭出口症候群をきたした1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する -
Gamma nail折損を認めた大腿骨転子下骨折の1例
58巻4号(2007);View Description Hide Description大腿骨転子下骨折は近年Gamma nailタイプの内固定材料を用いて治療を行うことが多くその適応も拡大している一方インプラント周囲での骨折や偽関節ラグスクリューのカットアウト過度のtelescoping インプラント折損など合併症も懸念される今回われわれは大腿骨転子下骨折にDyax-A ネイル(日本ストライカー社東京)を用いて治療しネイル本体の折損をきたし治療に難渋した症例を経験したので文献的考察を含め報告する -
Morton病症状を呈した腱鞘巨細胞腫の1例
58巻4号(2007);View Description Hide DescriptionMorton病は第3・4趾間に知覚異常を呈し足底趾神経の絞扼性神経障害を病態とする疾患であるほかの趾間にも同様の症状が生じることが知られておりその原因も多岐にわたっている今回われわれはMorton病症状を呈した腱鞘巨細胞腫の1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する
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短報フォーラム
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上腕に発生した筋肉内粘液腫の1例
58巻4号(2007);View Description Hide Description筋肉内粘液腫は比較的まれでその発生部位は下肢が多く上肢は少ない今回われわれは上腕三頭筋肉内に発生した筋肉内粘液腫の1例を経験したので報告する
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卒後研修講座
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問題点の検討
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創意と工夫
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連通気孔体ハイドロキシアパタイト顆粒は後方経路腰椎椎体間固定術のケージ内充填物として自家骨の代替材料になるか
58巻4号(2007);View Description Hide Description
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バイオメカニクス
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厳しい可動域条件を満たす人工股関節のカップ前捻角とネック前捻角のセーフゾーンと最適なカップネック設置位置の組み合せを求める数式
58巻4号(2007);View Description Hide Description
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連載
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最新原著レビュー:橈・尺骨遠位部骨密度と骨折型各種X線学的計測値との関係
58巻4号(2007);View Description Hide Description本研究では橈・尺骨遠位1/10と1/3(順にR 10 U 10 R 3 U 3)における骨密度(bone mineraldensity:BMD)の減少が骨折の発生骨折型保存的治療後の骨転位に及ぼす影響を検討した健常女性1,024人と遠位橈・尺骨骨折で保存的治療を受けた86例のBMD を非骨折側橈・尺骨遠位1/10と1/3でdual-energ y X-ray absorptiometry(DXA)法を用いて計測した骨折群のBMD と同年代の非骨折群のBMD を比較したBMD 骨折型と徒手整復直後と骨癒合時におけるX 線学的計測因子(palmar tilt:PT radial leng th:RL radial inclination:RI)の関係を検討した80歳以上では骨折群のR 10 R 3におけるBMD が非骨折群に比較して有位に減少していた50歳代ではU 10 U 3における骨折群のBMD が非骨折群に比較して有意に低下していたBMD と骨折型には相関がなかったR 10におけるBMD と骨癒合時のRL 徒手整復時と骨癒合時のRL には相関があった骨癒合時のPT RL RIはそれぞれ相関した80歳以上ではR 10 R 3におけるBMD 減少が橈骨遠位端骨折の危険因子になるまた50歳代女性のU 10 U 3におけるBMD 減少は尺骨茎状突起骨折の危険因子になるさらにR 10におけるBMD 減少は徒手整復・ギプス固定後変形をきたす危険因子である
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