整形外科
Volume 63, Issue 5, 2012
Volumes & issues:
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論説
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経験と考察
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大腿骨転子部・頚基部骨折に対するintertrochanteric antegrade nailの短期成績
63巻5号(2012);View Description Hide Description -
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臨床室
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Lisfranc関節開放脱臼,第5趾中足趾節関節脱臼,第4中足骨骨幹部および基部開放骨折,第5中足骨基部粉砕開放骨折を呈した1例
63巻5号(2012);View Description Hide Description -
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問題点の検討
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画像診断
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連載
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最新原著レビュー:後方経路腰椎椎体間固定術術後疼痛に対する先取り鎮痛法の比較研究−持続モルヒネ皮下投与法単独とくも膜内モルヒネ微量投与との併用法
63巻5号(2012);View Description Hide Description目的:後方経路腰椎椎体間固定術(PLIF)術後疼痛に対する先取り鎮痛法として持続モルヒネ皮下投与法が有用な方法であることを報告してきた.今回さらに,同法単独とそれにくも膜内モルヒネ微量投与を併用した方法を比較するcase-control study を施行したので報告する.対象および方法:44 例にインストゥルメントを併用した自家腸骨移植によるPLIF を施行し,鎮痛方法としてモルヒネ持続皮下注射法(皮下注群)とそれにくも膜内モルヒネ微量投与を併用した方法(併用群)を22例ずつに施行した.ともに麻酔導入後に72時間持続注入器を用い30 mg のモルヒネを経皮投与した.併用群では,術中に0.3 mg のモルヒネをくも膜内投与した.術後創部痛の程度をvisual analogue pain scale(VAS)で経時的に評価した.結果:併用群で経時的なVAS は帰室直後から術後24 時間まで有意に低く,全期間を通じて30 未満であった.初回鎮痛薬使用までの時間は皮下注群が有意に短かった.患者の主観的評価は併用群で術後疼痛の程度が低い傾向にあった.併用群で合併症・副作用の頻度がやや高めであったが,重篤なものはなかった.考察:術前からのモルヒネ持続皮下投与法にくも膜内モルヒネ微量投与を併用する先取り鎮痛法は,術直後から鎮痛効果に優れ,手技も容易で腰椎インストゥルメントの術後鎮痛法として広くすすめられるよい方法と考えた. -
最新原著レビュー:成長期の腰痛と競技スポーツ経験との関係−大学入学時質問紙調査結果より
63巻5号(2012);View Description Hide Description目的:成長期の腰痛と競技スポーツ経験の程度や競技スポーツ種目との関係を明らかにすること.方法:対象は,2004〜2006 年に当大学へ入学し,入学時の健康診断の際に配布した腰痛に関する質問紙へ有効な回答をした4,667名である.対象者をこれまでの競技スポーツ活動経験により,NO 群(まったく競技活動を行っていない),MID 群(小学校・中学校・高等学校いずれかで競技活動を行った),HI 群(小学校・中学校・高等学校すべてで競技活動を行った)の3 群に分類し,Cochran-Mantel-Haenszel 検定を用い質問紙の回答を解析した.さらに,5 年以上の同一競技種目経験を有する学生を抽出し,NO 群を基準群としたロジスティック回帰分析を行い,競技スポーツ種目と腰痛の既往との関係を検討した.結果:NO 群,MID 群,HI 群の順で腰痛の既往は50.0%,61.8%,71.7%,腰痛既往あり群中の腰痛による学校欠席経験は4.4%,5.7%,9.6%,腰痛既往時の下肢痛やしびれの合併は4.0%,8.5%,14.6%と,いずれも競技スポーツ経験が多いほど“あり”の割合が有意に高くなる線形連関を認めた.また,抽出された8 競技種目すべてで,腰痛既往ありの割合はNO 群に比して有意に高率であったが,そのオッズ比は競技スポーツ種目により異なり,バレーボール群(3.8)がもっとも高率であった.結論:成長期における腰痛や下肢神経症状は競技スポーツ活動経験の程度と関係しており,さらに腰痛は競技スポーツ種目も関係していた.成長期の腰痛を減らすためには,その原因となる可能性のある競技種目に特異的な姿位や動作の解明が必要である.
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