整形外科
Volume 64, Issue 6, 2013
Volumes & issues:
-
論説
-
-
-
経験と考察
-
-
-
臨床室
-
-
胸腔鏡下前方剥離後に後方進入で全摘出しえた第1胸髄神経根砂時計腫の1例
64巻6号(2013);View Description Hide Description脊髄砂時計腫の摘出術では,椎間孔外傍椎体部の腫瘤が大きい場合や周囲組織との剝離が必要な場合は,前方アプローチでの処置が必要となり,後方単独アプローチでは全摘出が困難となる場合がある.前方は胸腔鏡下に鎖骨下動脈など周囲組織との剝離術を行い,後方から全摘出しえた胸郭内進展第1胸髄神経根砂時計腫の1 例を報告する. -
脊椎麻酔下の術後に発症した腰椎くも膜下血腫の1例
64巻6号(2013);View Description Hide Description脊椎くも膜下血腫は比較的まれな疾患である.われわれは脊椎麻酔後に腰椎くも膜下血腫が生じた症例を経験したので,若干の文献的考察をふまえて報告する. -
再々発を生じた馬尾神経鞘腫の1例
64巻6号(2013);View Description Hide Description良性脊髄腫瘍の再発は比較的まれで,予後良好な疾患とされている.しかしその一方で,再発をきたした場合には治療に難渋し,神経学的後遺症を残すことも少なくない.われわれは,馬尾に発生した神経鞘腫が再々発を生じた1例を経験したので報告する. -
母指指節間関節に発生した滑膜性軟骨腫症の1例
64巻6号(2013);View Description Hide Description滑膜性軟骨腫症の発生部位は膝関節がもっとも多く,その他股関節,肘関節,肩関節,足関節にもみられるが,手指での発生はまれである.われわれは,母指指節間(IP)関節に発生した滑膜性軟骨腫症を経験したので報告する. -
第3中手骨骨頭無腐性壊死(Dieterich 病)の1例
64巻6号(2013);View Description Hide Description第3中手骨骨頭の無腐性壊死はまれな病態とされている.症例報告は散見されるものの,個々の症例で関節症の程度もさまざまであり,治療法についても確立していない.われわれは,第3中手骨骨頭壊死の症例に対し掻爬・ドリリングを施行し良好な治療成績を得たので報告する. -
大腿骨骨幹部疲労骨折の1例
64巻6号(2013);View Description Hide Descriptionわれわれは完全転位をきたした大骨骨幹部疲労骨折の1 例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する. -
スポーツ外傷により疼痛が出現した距骨軟骨芽細胞腫の1例
64巻6号(2013);View Description Hide Description軟骨芽細胞腫の好発部位は上腕骨近位,大骨近位などの長管骨骨端部であり,扁平骨,短骨発生のものは比較的少ない.われわれはスポーツ外傷により疼痛が出現した距骨軟骨芽細胞腫の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
-
-
問題点の検討
-
-
-
整形手術手技
-
-
-
連載
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
最新原著レビュー:人工膝関節全置換術におけるトラネキサム酸を用いたドレーンクランプ法による深部静脈血栓症のリスク
64巻6号(2013);View Description Hide Description目的:人工膝関節全置換術(TKA)において,トラネキサム酸とカルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物を用いたドレーンクランプ法による深部静脈血栓症(DVT)のリスクを前向きランダム化比較試験で検討すること.対象および方法:TKA 施行予定の100 例を,トラネキサム酸とカルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物の使用群50 例と,生理食塩水使用群50例の2 群に分けて比較・検討した.結果:トラネキサム酸とカルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物の使用群では,出血量が有意に減少したものの,超音波所見上,無症候性DVT の発生率は同等であった.結論:トラネキサム酸とカルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物を用いたドレーンクランプ法は,DVT のリスクを増大させることなく,出血量を減少させる. -
最新原著レビュー:骨腫瘍および軟部悪性腫瘍の骨進展例に対するナビゲーション支援切除手術―皮膚マーカーを用いたレジストレーションの正確性
64巻6号(2013);View Description Hide Description目的:骨腫瘍および軟部悪性腫瘍の骨進展例に対するナビゲーション支援切除手術の正確性と有効性について検討すること.対象および方法:2006∼2009 年に16(男性11,女性5)例の患者[平均年齢39(13∼70)歳]に対してナビゲーション支援手術を行った.9 例の良性骨腫瘍と7 例の悪性骨・軟部腫瘍であった.2 例は軟部悪性腫瘍が隣接する骨に浸潤したものであった.9 例の良性腫瘍に対しては切除生検を行った.また,悪性腫瘍の7 例に対しては広範切除を行った.全例で腫瘍周囲の皮膚に設置した10 個のマーカーを用いたポイントレジストレーションを行った.切除の誤差について,術前計画と切除された組織もしくは術後のCT で計測を行った.結果:皮膚マーカーを用いた本システムの平均誤差は0.93(0.6∼1.5)mm であった.予定した切除縁と実際の切除組織もしくはCT での誤差は平均2.1(0∼4)mm であった.平均術後経過観察期間は37(10∼54)ヵ月であった.結論:骨腫瘍および軟部悪性腫瘍の骨進展例に対するナビゲーション支援切除手術の経験を報告した.本支援手術は骨・軟部領域の腫瘍切除においても信頼できるもので,低侵襲手術にもつながるものであった.
-
-
誌説
-
-
-
私論
-
-
-
整形トピックス
-
-
-
Vocabulary
-
-
-
喫茶ロビー
-
-
-
海外学会の記
-
-
-
書評
-
-
-
整形小トラの巻
-
-