Volume 208,
Issue 12,
2004
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あゆみ サプリメント
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医学のあゆみ 208巻12号, 969-969 (2004);
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医学のあゆみ 208巻12号, 971-974 (2004);
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これまでは病気の早期発見・早期治療が成人病対策として行われてきた.それよりも重要なことは病気の発症予防と健康増進であると考えられ,生活習慣病の概念が行政的に使われるようになった.生活習慣のなかでも食習慣は多くの病気の発症に関与している.高率にみられる生活習慣病として高血圧,高脂血症,糖尿病があげられる.これらは動脈硬化の危険因子であり,脳血管疾患や心疾患の発症原因となる.悪性腫瘍も食習慣が関与していることが多い.病気が発症する前の段階である未病の状態では薬剤は使えず食事が予防の中心となる.体質に合わせた食
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医学のあゆみ 208巻12号, 975-977 (2004);
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日常の食べ物は自然界の動植物であり,ヒトの栄養素を補給するために都合よくできていない.栄養素ごとに含まれる食品は限られ,食品ごとに含まれる栄養素は異なる.さらに,ビタミンやミネラルは,エネルギー消費量の増大,ストレス,喫煙,疾病,薬の常用により必要量が増大する.近年の豊かな食生活は好きな食品を自由に摂取できる状況をつくり,過食,偏食,多飲酒習慣,不規則な食習慣,過度な外食などをもたらした.さらに,独身や単身赴任による食品選択の偏り,疾病に対する食事療法やマスコミの健康情報への過度な反応等は,栄養素摂取にア
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医学のあゆみ 208巻12号, 980-983 (2004);
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わが国は,人生80年を迎え,健康に対する国民の意識は高まり食生活への関心は増加している.しかし,一方で飽食での過剰な栄養摂取状況,あるいは偏った食生活での栄養不良,さらに日常生活のさまざまな生活習慣の乱れによる体調異常などが報告されている.さらに,現代の食生活には,食物自体の栄養素の減少,農薬や環境ホルモンの残留,精製あるいは加工される際に保存料,着色料,添加物等有害な物質が加えられた食品などの問題も多い.このような状況から国民がサプリメントの使用を希望することも理解できる.しかし,一方でさまざまな報告か
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医学のあゆみ 208巻12号, 985-990 (2004);
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生活者の健康志向と,食品がカプセルの形状を取ることが認められたり,一部のハーブが医薬品から食品に移行したりといった規制の緩和,さらにインターネットを通してのサプリメント等の個人輸入など,サプリメントの使用は,まるで燎原の火のごとく,生活者の中に広がりを見せている.今後のサプリメントの使用の増加を考えたとき,医薬品との相互作用についても,慎重に検討が積み重ねられていくべきであると考える.本稿では,サプリメントと医薬品の相互作用について,カルシウム,セント・ジョーンズ・ワート,葉酸,ヨウ素,特定保健用食品の例
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医学のあゆみ 208巻12号, 991-995 (2004);
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ハーブとは,“スカボロフェア”という歌にあるパセリやセージなどのように,安全な香草や香味野菜であるかのイメージがつくられてきた.しかし,最近,健康被害との関連が指摘されたアマメシバや雪茶,またケシやクラーレもハーブである.現在,日本では非医薬品成分であるハーブを錠剤やカプセルなどの剤型とし,保健の用途を特化した食品として扱うことができる.このようなハーブサプリメントはハーブ一般とは峻別される.ハーブサプリメントの有用性の科学的根拠はThe Cochrane Libraryにも一部示されているが,The N
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医学のあゆみ 208巻12号, 996-1000 (2004);
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フラボノイドはポリフェノールの一種で,植物の葉,茎,果実,種実などに約4,000種類以上の存在が確認されている.生理活性もさまざまであるが,まず筆頭にあげられるのは抗酸化作用である.フラボノイドの抗酸化作用は構造上の水酸基(OH)の数や位置に依存して発揮される場合が多いが,他の物質,たとえば抗酸化ビタミンなどとの協調作用によりその抗酸化作用が増強される場合もある.また,フラボノイドは体内滞留時間が短いので,その時間を延長するような物質との相互作用を考える必要もある.フラボノイドは食品中では糖鎖のついた配糖
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フォーラム
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医学のあゆみ 208巻12号, 1001-1003 (2004);
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医学のあゆみ 208巻12号, 1004-1005 (2004);
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TOPICS
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解剖学・細胞生物学
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医学のあゆみ 208巻12号, 1009-1010 (2004);
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生理学
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医学のあゆみ 208巻12号, 1010-1011 (2004);
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免疫学
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医学のあゆみ 208巻12号, 1012-1013 (2004);
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癌・腫瘍学
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医学のあゆみ 208巻12号, 1013-1014 (2004);
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腎臓内科学
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医学のあゆみ 208巻12号, 1014-1015 (2004);
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産科学・婦人科学
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医学のあゆみ 208巻12号, 1015-1016 (2004);
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皮膚科学
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医学のあゆみ 208巻12号, 1017-1017 (2004);
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連載
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ジェンダーと医学・医療
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医学のあゆみ 208巻12号, 1018-1023 (2004);
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画期的な経口治療薬であるクエン酸シルデナフィル(バイアグラTM)の発売はED治療を容易にし,EDをひとつの疾患として社会的に認識させた.バイアグラは一部の器質性EDにも効果があり,現在ではバイアグラ無効例の治療選択肢が注目されている.バイアグラ無効例の診断は陰茎海綿体のNOの生成あるいは放出障害の原因を検査して,保存治療が可能かどうかを判定することが目的になる.心因性のバイアグラ無効例では性欲低下が治療の対象になる.一方,神経血管系障害が原因であれば欧米では血管作動薬の陰茎海綿体自己注射が治療の第一選択肢