Volume 209,
Issue 2,
2004
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あゆみ 特発性血小板減少性紫斑病のトピックス
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医学のあゆみ 209巻2号, 87-87 (2004);
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医学のあゆみ 209巻2号, 89-92 (2004);
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特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は,抗血小板抗体による血小板の破壊あるいは傷害血小板の細網内皮系での捕捉の亢進による血小板減少症と考えられている.しかし,ITPでは巨核球前駆細胞数の増加がみられない症例や,巨核球の血小板産生像に乏しいなど,巨核球回転の亢進を証明できないことも多い.診断基準作成後,トロンボポエチン(TPO)濃度の測定,網血小板の測定などが可能となり,網血小板の測定結果でも産生亢進を示す例のみではないことも明らかとなった.ITPでの血小板産生指標のばらつきは,抗体の量や抗体の多様性を示す所
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医学のあゆみ 209巻2号, 93-97 (2004);
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特発性血小板減少性紫斑病(ITP)は,血小板に対する自己抗体により血小板破壊が亢進する自己免疫疾患である.抗血小板抗体の産生は血小板膜糖蛋白を認識する自己反応性T細胞により誘導される.血小板反応性T細胞を活性化する機序の解析から,ITPの病因として化学物質や感染による血小板膜糖蛋白の構造修飾や,血小板膜糖蛋白と外来抗原との交差反応が推測されている.抗血小板抗体が一度産生されると,抗体が結合した血小板を貪食した網内系マクロファージが血小板反応性T細胞の活性化を維持する.そのため,網内系マクロファージ,血小板
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医学のあゆみ 209巻2号, 99-103 (2004);
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小児期ITPはその約80%が急性型で早期に自然治癒する良性の疾患である.出血症状は概して軽微であるもののまれながら重大出血も経験され,その予測が困難なことから,血小板著減例には積極的血小板増加がはかられることが多い.しかし,積極治療介入が頭蓋内出血に代表される重大出血を有意に抑制している証左はなく,また一方で無治療経過観察の安全性も担保されていない.これを解決するための無治療を設定した多数例での前方視的治療研究は現実的でなく,したがって,小児ITPの治療管理には一定のopinion—based guide
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医学のあゆみ 209巻2号, 105-108 (2004);
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特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の標準的な治療法は,1副腎皮質ホルモン,2摘脾,3免疫抑制剤の投与,である.これらの標準的な治療法を行っても寛解しない症例を難治例とよんでいる.難治例に対しての確立した治療法は現在のところない.Helicobacter pylori(以下,ピロリ)除菌療法,蛋白同化ホルモンの投与,抗CD20モノクローナル抗体の投与法などが有望であろう.しかし,各種治療法に抵抗性の症例も多い.そのような症例に対しては副腎皮質ホルモンの少量投与で様子をみるのもひとつの方法であろう.実験
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フォーラム
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医学のあゆみ 209巻2号, 110-111 (2004);
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医学のあゆみ 209巻2号, 112-114 (2004);
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書評
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医学のあゆみ 209巻2号, 115-115 (2004);
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TOPICS
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生化学・分子生物学
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医学のあゆみ 209巻2号, 119-120 (2004);
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薬理学・毒性学
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医学のあゆみ 209巻2号, 120-121 (2004);
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医用工学・医療情報学
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医学のあゆみ 209巻2号, 122-123 (2004);
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内分泌・代謝学
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医学のあゆみ 209巻2号, 123-124 (2004);
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腎臓内科学
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医学のあゆみ 209巻2号, 124-126 (2004);
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医学のあゆみ 209巻2号, 126-128 (2004);
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連載
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現代寄生虫病事情
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医学のあゆみ 209巻2号, 129-131 (2004);
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ジェンダーと医学・医療
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医学のあゆみ 209巻2号, 133-137 (2004);
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女性はSTDに解剖学的に,ホルモン分泌的に,および社会的に罹患しやすい.女性は男性と異なり,STDは無症候性となりやすく,伝播源となったり時間を経由して卵管より腹腔内病変が惹起される.性行動と関連してSTDに罹患するのだが,若年者のSTDの罹患が近年増加し,とくに女性では生殖器STD感染症の後遺症で,生殖機能に重大な悪影響を及ぼす.一般的に性風俗関係者がSTDの感染源となるが,無症候性STD感染による防御不足や性交為の内容(オーラルセックス)によりSTDの感染拡大が起こる.STDには男性に多い淋病や,女性
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速報
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医学のあゆみ 209巻2号, 139-140 (2004);
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