Volume 210,
Issue 11,
2004
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あゆみ 悪性脳腫瘍に対する新規放射線治療
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医学のあゆみ 210巻11号, 889-889 (2004);
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医学のあゆみ 210巻11号, 891-894 (2004);
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強度変調放射線治療(intensity—modulated radiation therapy:IMRT)は,コンピュータを駆使して病巣部に線量を集中する,新しい画期的な照射法である.IMRTを用いれば,正常組織の線量を抑えつつ,複雑な形状の腫瘍に対しても理想的な線量分布で照射を行うことができ,したがって,投与線量の安全な増加を得ることができる.IMRTの普及によって悪性腫瘍の放射線治療成績の大幅な向上が期待されているが,マンパワーが必要な治療法であるため,日本における普及は比較的ゆっくりとしている.今後
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医学のあゆみ 210巻11号, 895-898 (2004);
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放医研で完成した重粒子線加速装置HIMAC(Heavy Ion Medical Accelerator in Chiba)を使用した臨床試験では,1994年10月から中枢神経系腫瘍に対して炭素イオン線の有効性を明らかにするためのフェイズI/II臨床試験が行われた.炭素イオン線は高LET(linear energy transfer)粒子線のひとつで,X線や陽子線などの低LET放射線に比べ,1放射線損傷からの回復が少なく,2どの細胞周期においても放射線感受性がみられ,3低酸素細胞にも効果を発揮するなど
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医学のあゆみ 210巻11号, 899-904 (2004);
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陽子線治療は1946年アメリカのWilsonにより提唱され,1954年に開始された.本邦においても筑波大学をはじめとして1980年代から研究が進められてきた.陽子線は直進性に優れ,その生物学的効果比(RBE)はX線とほぼ同等である.人体に入射するとある一定の深さでエネルギーの鋭いピーク(Bragg peak)を形成して完全に停止する特徴があるため,深部方向における空間的選択性がきわめてよい.難治性悪性脳腫瘍に対する粒子線治療が複数試みられてきたが,なかでも陽子線による高線量照射を行った場合の治療成績が比較
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医学のあゆみ 210巻11号, 905-909 (2004);
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3 cm以下の小型の転移性脳腫瘍に対し,ガンマナイフ治療(gamma knife surgery:GKS)は短期間にきわめて少ない侵襲で,確実な腫瘍制御効果を期待できる.GKSを積極的に用いることにより,80%の症例で神経死を予防し頭蓋内病変が原因でADLが低下することを予防できる.2 cm以上の腫瘍なら3〜4個,1〜2 cmなら10個程度までならGKS単独で一期的に照射可能である.また初回治療後,あらたに出現する病変に対しても繰り返し追加治療できる.GKSは転移性脳腫瘍患者の限りある人生を豊かで有意義な
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医学のあゆみ 210巻11号, 910-912 (2004);
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定位手術的照射専用装置の保有で最先端の脳腫瘍治療を謳える時代は終わった.観血的固定で定位手術的照射だけで治療するべき悪性脳腫瘍はきわめて少ない.もっとも多い転移性脳腫瘍に関しても,第3相試験での研究が進み,1個の場合は全脳照射+定位照射が全脳照射単独よりも生存期間が優れているが,2個以上では全脳照射と差がなかった.4個以下で定位照射単独は51%が1年以内に頭蓋内再発するが全脳照射+定位照射は18%に減らせ,生存中の神経学的機能にも生存率にも差がなかった.定位照射と全脳照射を可能とするのはライナックである.
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フォーラム
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医学のあゆみ 210巻11号, 914-916 (2004);
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医学のあゆみ 210巻11号, 918-923 (2004);
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書評
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医学のあゆみ 210巻11号, 924-925 (2004);
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TOPICS
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解剖学・細胞生物学
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医学のあゆみ 210巻11号, 929-929 (2004);
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呼吸器内科学
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医学のあゆみ 210巻11号, 930-931 (2004);
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循環器内科学
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医学のあゆみ 210巻11号, 931-932 (2004);
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消化器外科学
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医学のあゆみ 210巻11号, 932-934 (2004);
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形成外科学
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医学のあゆみ 210巻11号, 934-936 (2004);
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連載
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現代寄生虫病事情
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医学のあゆみ 210巻11号, 937-942 (2004);
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注目の領域
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医学のあゆみ 210巻11号, 943-960 (2004);
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