Volume 212,
Issue 2,
2005
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あゆみ 骨粗鬆症のEBM
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医学のあゆみ 212巻2号, 137-137 (2005);
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医学のあゆみ 212巻2号, 139-142 (2005);
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脊椎骨折の年間発生率は70歳女性で約2%,80歳女性で約6%であり,日本人50歳女性の約14%が生涯に大腿骨頸部骨折を起こすと推定され,高齢者において骨粗鬆症に関連した骨折の頻度は高い.骨粗鬆症診断基準は骨密度値によっているが,骨密度だけでは将来の骨折を十分に予知することはできないことがわかってきた.椎体・非椎体骨折のおもな危険因子は年齢,性,骨密度,既存骨折,ステロイド使用,喫煙,骨折の家族歴であり,これらの危険因子を考慮に入れた絶対リスク評価で骨折高リスク者を判別し,治療介入の指標とする考え方が取り入
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医学のあゆみ 212巻2号, 143-148 (2005);
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骨粗鬆症に関連する骨折が死亡にどの程度影響を及ぼすのか,すなわち骨折によって過剰死亡(excessdeath)が認められるのかどうかについてEBMを得ることを目的として,システマティックレビューにより約30論文を抽出し検討したところ,大腿骨頸部骨折,脊椎椎体骨折,上腕骨近位端骨折については骨折後1年未満の死亡率が有意に高いとする傾向が認められた.前腕骨折は死亡率に影響を及ぼさなかった.わが国における骨粗鬆症による骨折の予後調査では,大腿骨頸部骨折症例では受傷後3〜6カ月の死亡率が高く,1年生存率は80〜9
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医学のあゆみ 212巻2号, 149-152 (2005);
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アレンドロネートは骨密度を増加させ,骨粗鬆症における骨折の発生を防止する.大規模臨床試験では脊椎の骨折を約50%低下させることが示されている.さらに,複数の臨床試験のメタアナリシスでも,脊椎骨折は相対リスク0.52,大腿骨頸部骨折を含めた非脊椎骨折の相対リスクは0.51にまで抑制されることが明らかにされている.このような効果は日本人の臨床試験でも確認された.アレンドロネートは,骨密度を増加させるだけでなく,骨質の改善効果にも関与している可能性がある.日常生活動作については,腰痛による平均臥床日数をほぼ1/
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医学のあゆみ 212巻2号, 153-157 (2005);
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リセドロネートの大規模臨床試験には椎体骨折を対象としたVERT(Vertebral Efficacy with RisedronateTherapy)−MN(Mutinational)StudyとVERT−NA(North America)Study,そして大腿骨頸部骨折を対象としたHip Intervention Program(HIP)Studyがある.VERT−MN,NA両者で新規椎体骨折の相対リスクはほぼ半減することが示された.非椎体骨折に関してもVERT−MNでは相対リスクが0.67,VERT−
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医学のあゆみ 212巻2号, 159-162 (2005);
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閉経や去勢など女性の卵巣機能の衰退は急速な骨量減少を招き,骨の脆弱性をもたらす.閉経後女性のQOLの改善や維持を目的に開発されたホルモン補充療法(HRT)は閉経後の骨量減少および骨折予防に優れた効果を示すことが,多くの臨床研究で立証されている.また,HRTには脂質代謝改善効果や認知力の維持など有用な骨外作用を示すため,閉経後女性の骨粗鬆症治療薬として重要な地位が期待されていた.しかし,最近の大規模臨床試験結果は,HRTがかならずしも高齢女性のQOLに有用に作用しているとは限らないこと,さらにはビスホスホネ
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医学のあゆみ 212巻2号, 163-168 (2005);
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MORE試験の結果を中心に,ラロキシフェン(RLX)による骨折防止効果のEBM(evidence based medicine)を記載した.RLXの骨折防止効果の特徴として,骨密度の多寡に関係ないことが特筆される.ビスホスホネート(BP)の場合には骨粗鬆症領域まで骨密度が低下していないと骨折防止効果が発揮されないようであるが,RLXでは骨量減少における骨折も形態骨折で45%,臨床骨折で70%も低減する.また,投与1年目の骨折防止効果(68%低減)も特徴とされ,比較的早期からその効果が発揮されるようである.
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医学のあゆみ 212巻2号, 169-172 (2005);
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副甲状腺ホルモン(PTH)の骨に対する作用は破骨細胞による骨吸収を促進する異化作用がおもに知られているが,最近,PTHの間欠的投与が骨形成を促進し,骨量・骨強度を増加させることが明らかにされ,従来にない骨形成促進薬として注目されている.アメリカにおける大規模臨床試験では,既存の脊椎圧迫骨折を有する閉経後女性に20μg/dayまたは40μg/dayのヒトPTH(1−34)を連日皮下投与した結果,著明な骨量増加および骨折抑制効果が証明された.2002年11月,アメリカにおいてヒトPTH(1−34)の注射薬がい
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フォーラム
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医学のあゆみ 212巻2号, 174-175 (2005);
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医学のあゆみ 212巻2号, 176-178 (2005);
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TOPICS
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免疫学
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医学のあゆみ 212巻2号, 181-181 (2005);
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生化学・分子生物学
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医学のあゆみ 212巻2号, 182-183 (2005);
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消化器内科学
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医学のあゆみ 212巻2号, 183-184 (2005);
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連載 現代寄生虫病事情
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医学のあゆみ 212巻2号, 185-190 (2005);
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