Volume 212,
Issue 8,
2005
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あゆみ PETの進歩
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医学のあゆみ 212巻8号, 715-715 (2005);
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医学のあゆみ 212巻8号, 717-720 (2005);
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PETは18F,11Cなどの短寿命のポジトロン(陽電子)を放出する核種で標識した薬剤を用いる核医学画像診断法である.PETの空間分解能はCTやMRIに劣るが,生体の代謝・機能情報を画像化できることが特徴であり,癌や脳疾患,心疾患などの臨床診断などの分野で,その有効性が証明されている.PETの大きな特徴は,測定感度がきわめて高いこと,生体内分子の挙動を画像化するポテンシャルが他の手段より高いことである.受容体機能イメージングでは内在性の神経伝達物質の挙動に影響を与えないことが必要である.この点,投与される物
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医学のあゆみ 212巻8号, 721-725 (2005);
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本稿では著者が行っている神経科学・腫瘍学の研究を紹介しながらPETとの相補・相乗的な研究の可能性を探っていく.最初にファンクショナルMR(I fMRI)の生理学的背景に関する研究を紹介する.この研究はfMRIの基礎的研究にとどまらず,神経血流カップリングのメカニズムを説き明かす可能性を秘めている.つぎに,非侵襲的腫瘍機能評価法として期待されているガドリニウム造影剤を使用したダイナミックMRI(DCE−MRI)を用いた,放射線治療評価法の研究について言及する.これらの研究をより詳細に推し進めていくためにはP
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医学のあゆみ 212巻8号, 727-730 (2005);
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FDG(2−deoxy−2−[18F]fluoro−D−glucose)を用いた癌のPET検査が平成14年(2002)度より保険適用となった.このPET薬剤は糖代謝活性が昇進している多くの癌細胞に集積し,わずかな量で体外検出に適した十分量の放射線を出すことから,FDG−PET検査は癌の早期発見や悪性度の診断などに有効とされている.しかし欠点として,脳,心臓,膀胱などの正常組織や炎症部位へも集積するため,偽陽性の問題が指摘されている.今後,このようなFDGの問題点を克服できるPET薬剤の開発が必要であるが,
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医学のあゆみ 212巻8号, 731-734 (2005);
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悪性腫瘍の治療方針の決定には画像による診断,病期診断は不可欠である.これまでCT(computed tomography)などによる形態診断が主役であったが,PET(positron emission tomography)の普及により,高いエネルギー消費を特徴とする悪性腫瘍の代謝,機能診断が加わった.現在,糖代謝を反映する18F−fluorodeoxyglucose(FDG)を用いたPETがもっとも普及しており,わが国でも計10種の悪性腫瘍に対する保険診療がはじまって2年弱が経過している.PETは,治療
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医学のあゆみ 212巻8号, 735-737 (2005);
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Alzheimer病は痴呆の原因疾患のなかでもっとも頻度が高く,罹患者が増加している.病理学的には大脳皮質の老人斑(アミロイドベータ蛋白の沈着),神経原線維変化(タウ蛋白の沈着),神経細胞の脱落がみられる.軽症例ではアセチルコリンエステラーゼ阻害剤により症状の進行を遅らせることができ,早期診断の重要性が高まっている.Alzheimer病に対するPET診断は,おもに後部帯状回,側頭葉,頭頂葉のブドウ糖代謝の低下を指標にして行われる.臨床診断,形態学的画像診断と比較して感度・特異度とも高く,軽症例において偽陽
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医学のあゆみ 212巻8号, 739-742 (2005);
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PET検査は日常診療で,狭心症や心筋梗塞など虚血性心臓病の心筋viability(活性)や心筋血流の評価に役立つ.最近アメリカでは,動脈硬化の予防・改善療法にPET検査を応用する試みもはじまっている.基礎研究の分野では,小動物専用のPET装置を使った分子イメージングの研究が循環器領域でも期待されている.本稿では,狭心症や心筋梗塞など虚血性心臓病の心筋viabilityや心筋血流を評価するPET検査が日常診療にどのように役立つか,さらにアメリカではじまっている動脈硬化の予防や改善評価に用いるPET検査の試み
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医学のあゆみ 212巻8号, 743-748 (2005);
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PET/CTが2003年末に日本でも医療用具の認可が下り,現在2社のシリーズが臨床利用可能となり応用がはじまっている.PET/CTではPETによる機能画像とCTによる解剖学的画像の融合画像が容易に利用でき,従来のPETのように別途撮像されたCT画像と対比しながら診断を行う方法と比べ,診断精度の向上がはかられると期待される.また,PET/CTではPET画像の吸収補正をCTデータを用いて行うのが通常で,患者のスループットや検査の流れ,画像処理,画像のアーチファクト,被曝など,従来のPET検査と異なった特徴があ
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医学のあゆみ 212巻8号, 749-752 (2005);
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FDG−PETの保険適応とともに臨床利用が広まり,いまや臨床各科からも信頼され,今後の画像診断になくてはならないツールとしての立場を確立した感のあるPET検査であるが,PET装置の改良・開発はいまも多方面で続けられている.ここ数年でのトピックであったPET/CTはすでに日本でも複数の施設で稼働しはじめている.PET装置周辺の今後の方向性に関してまとめた.
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医学のあゆみ 212巻8号, 753-756 (2005);
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FDG−PETは全身を対象臓器とし種々のがんをひとつの検査で検出しうるという点と安全性が高いという点で,スクリーニング検査としても有用と思われる要素を備えている.実際に1994年に世界初のPET検診施設である山中湖クリニックが開設して以来,PET検査をがん検診に使用する施設が増え続けている.検診受診者の個々人のレベルでみるとPET検査が非常に役に立ったケースが多数認められ,各施設で報告されたがん検出率(発見率)のデータも優れたものが多い.しかし,FDG−PETは症例を対象とした研究では種々のがんに対する有
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フォーラム
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医学のあゆみ 212巻8号, 760-761 (2005);
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医学のあゆみ 212巻8号, 762-763 (2005);
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医学のあゆみ 212巻8号, 764-765 (2005);
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TOPICS
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神経内科学
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医学のあゆみ 212巻8号, 767-767 (2005);
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神経精神医学
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医学のあゆみ 212巻8号, 768-769 (2005);
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皮膚科学
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医学のあゆみ 212巻8号, 769-770 (2005);
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移植・人工臓器
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医学のあゆみ 212巻8号, 770-771 (2005);
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連載 現代寄生虫病事情
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医学のあゆみ 212巻8号, 773-777 (2005);
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注目の領域
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医学のあゆみ 212巻8号, 778-781 (2005);
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