Volume 212,
Issue 11,
2005
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あゆみ Immunonutritionの新展開
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医学のあゆみ 212巻11号, 991-991 (2005);
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医学のあゆみ 212巻11号, 993-996 (2005);
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免疫能の修飾・増強作用が強い3種のimmunonutrientsの代謝経路・作用機序と効果を概説した.グルタミンは多くの代謝経路を有し侵襲下では生体の需要に応じて代謝されるが,グルタミン自体が腸管粘膜や免疫担当細胞のエネルギー源であり,その需要は増大する.グルタミン投与により蛋白代謝の改善が得られるとともに,リンパ球,マクロファージ,好中球の機能が高まる.アルギニンは,尿素サイクルで窒素処理にかかわる一方,nitric oxide産生の基質になる.アルギニン投与により蛋白代謝の改善や創傷治癒の促進とともに
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医学のあゆみ 212巻11号, 997-1001 (2005);
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病態別栄養管理のひとつとしてアルギニン,ω−3系脂肪酸,核酸成分などの特殊栄養成分を含有した免疫増強栄養剤を用いて生体防御能・免疫能を高め,感染性合併症の減少や予後の改善を期待するimmunonutritionが消化器外科周術期にも用いられるようになった.欧米での多くの臨床治験の結果から定時上部消化管手術はimmunonutritionのよい適応であり,栄養状態が良好であれば術前投与のみでも術後感染性合併症や在院期間の減少が期待される.しかし,欧米とわが国では上部消化管手術の手技や周術期管理が異なり,欧米
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医学のあゆみ 212巻11号, 1003-1006 (2005);
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各種immunonutrientを強化・添加した免疫増強経腸栄養剤(IED)の手術患者への投与の有効性は,上部消化管手術,膵手術などを中心に報告されてきた.一方,下部消化管手術は術後感染性合併症の発生率が高く,さまざまな予防策が講じられてきたが,IEDの有効性についての報告は少なかった.こうしたなかでBragaらは,栄養状態良好な下部消化管手術患者に術前5日間のIED 1,000 ml/dayを投与することで術後感染性合併症発生率が約1/3に減少することを示した.著者らの臨床研究でも,大腸癌術前IED投与
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医学のあゆみ 212巻11号, 1007-1011 (2005);
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周術期栄養管理の目標は,術後合併症を減少させ良好な臨床効果を得ることにある.免疫増強経腸栄養剤を用いた栄養管理,すなわちimmunonutritionは,多くの無作為臨床試験から待期外科手術患者の術後感染性合併症を減少させ,在院日数を短縮させる効果を有することが示されている.高度侵襲となりやすく術後合併症もけっして少なくはない肝胆膵外科領域においても周術期の栄養管理は重要な意義をもつと考えられ,immunonutritionはこの領域においてもよい適応となりうる.肝切除や膵切除例におけるimmunonut
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医学のあゆみ 212巻11号, 1013-1017 (2005);
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重度侵襲患者では免疫能が低下し,重症感染症の発症により予後が増悪するため,免疫能賦活を目的としたimmunonutritionが注目され,非感染性重度侵襲患者においては死亡率以外においてその有用性が報告されている.しかし,感染性重度侵襲(重症敗血症)患者においてはその有用性は明確ではなく,予後増悪の報告もみられる.重症敗血症は生体防御能の過剰反応がその病態であり,immunonutritionのみならず栄養管理そのものが有害となる可能性もある.しかし,代謝動態の激しい重症敗血症では栄養管理は必須であり,s
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医学のあゆみ 212巻11号, 1019-1022 (2005);
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アルギニンやω−3系脂肪酸などの栄養素を強化した経腸栄養剤を用いた周術期栄養管理(=immunonutrition)は,主として消化器外科待期手術の術後感染性合併症を約50%減少させることが欧米で報告されており,宿主側からみた有力な術後合併症防止対策といえる.しかし,immunonutritionの栄養剤は一般の経腸栄養剤に比べ高価であるうえに,これを特定の手術対象患者全例に投与すれば,それなりの費用を要する.たとえば,わが国では術前5日間1日1,000 mlの栄養剤の費用が約8,800円かかる.しかしこ
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フォーラム
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医学のあゆみ 212巻11号, 1024-1025 (2005);
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医学のあゆみ 212巻11号, 1026-1027 (2005);
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TOPICS
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呼吸器内科学
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医学のあゆみ 212巻11号, 1032-1033 (2005);
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血液内科学
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医学のあゆみ 212巻11号, 1033-1034 (2005);
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神経精神医学
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医学のあゆみ 212巻11号, 1034-1035 (2005);
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整形外科学
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医学のあゆみ 212巻11号, 1035-1036 (2005);
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臨床検査医学
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医学のあゆみ 212巻11号, 1036-1038 (2005);
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注目の領域
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医学のあゆみ 212巻11号, 1039-1042 (2005);
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