Volume 215,
Issue 4,
2005
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あゆみ個人情報保護法と医学・医療
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医学のあゆみ 215巻4号, 221-221 (2005);
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医学のあゆみ 215巻4号, 223-226 (2005);
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わが国に限らず多くの国で医療情報の保護が問題となっている.その背景には情報化社会とよばれる今日において,医療情報をはじめとする個人情報が容易かつ大量に漏えいする不安が増したことがある.本稿ではほぼときを同じくして日本とアメリカでつくられた医療情報保護の法規制の仕組みを概観し比較を試みた.それによれば,日本の法規制が抽象的な個人情報保護法の下,厚生労働省ガイドラインという罰則のない指針でルールの具体化をはかっているのに対し,アメリカではHIPAA法の下,厳しい罰則付の連邦厚生省規則で対処しようとしている.内
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医学のあゆみ 215巻4号, 227-230 (2005);
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患者・医師関係が法的権利義務関係であることが明確になるに従い,医師の患者(診療)情報に関する秘密保持義務は医師身分の属性(倫理)から法律上の権利義務関係へと質的変化を遂げている.その流れのなかで個人情報保護法制定の意義は大きい.同法施行に伴い,厚生労働省は医療施設開設者(個人情報取扱事業者)対象のガイドラインを公布し,これを受けて日本医師会は『医療機関における個人情報の保護』を作成したが,これらを参照しながら患者情報の保護にあたることが望まれる.同法施行の前後から同法の誤った解説─極端な同法の形式的な適用
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医学のあゆみ 215巻4号, 231-234 (2005);
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2005年4月にわが国で個人情報保護法が全面施行され,医療現場でのプライバシーの関心が高まっている.しかし,リスボン宣言を引用するまでもなく,個人情報保護法とは無関係に,以前から医療現場ではプライバシーには相当の関心をもたれてきた.プライバシーという人権は19世紀末に登場した生成後100年あまりの新しい概念であり,現在に至るまで変化を続けている.個人情報保護法の遵守には,プライバシー権に対して共通の理解をもつ作業が必要と考えることができ,医療現場で関心が高まっている原因である.また,医療機関での情報の取扱
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医学のあゆみ 215巻4号, 235-239 (2005);
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今日,とくに,研究倫理の柱として個人情報保護の徹底が要求されている.この点の社会の仕組みは2005年4月全面施行となった個人情報保護法3法(行政機関および独立行政法人に関する2法も含む)のほか,学術研究の適用除外(個人情報保護法50条1項3号)を前提とした各種研究倫理指針(たとえばヒトゲノム・遺伝子解析研究の倫理指針,なおこれらは法施行に備えて個人情報保護の点について全面改定された)の枠組みを有する.しかし,これらの枠組みが,医学研究の特色に沿った個人情報保護のルールの構築に適しているか,規制の実効性を担
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医学のあゆみ 215巻4号, 241-244 (2005);
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個人情報保護法が2005年4月から全面施行された.今回の法律制定は事業者としての医療機関に,組織的な情報管理の義務を課したものであり,個人情報の取扱いについて事業体として見直すよい機会となっている.現時点で半年が過ぎようとしているが,とくに,安全な医療を提供するために必要な事項と個人情報保護法の遵守に伴う必要な事項との間に生じるコンフリクトが観察されている.このうち,患者確認などの安全確保上の個別の事項は現時点での混乱はあるものの,良好な取組み事例などの集積と普及などにより適切に収束していくと考えられる.
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フォーラム
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医学のあゆみ 215巻4号, 245-245 (2005);
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医学のあゆみ 215巻4号, 246-247 (2005);
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医学のあゆみ 215巻4号, 249-250 (2005);
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医学のあゆみ 215巻4号, 251-254 (2005);
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TOPICS
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免疫学
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医学のあゆみ 215巻4号, 257-258 (2005);
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癌・腫瘍学
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医学のあゆみ 215巻4号, 258-259 (2005);
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膠原病・リウマチ学
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医学のあゆみ 215巻4号, 259-260 (2005);
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連載五感の生理,病理と臨床
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医学のあゆみ 215巻4号, 261-266 (2005);
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線維筋痛症は全身の広範囲にわたる筋骨格系の痛みを中心に,倦怠感や睡眠障害・便通異常など様々な症状を訴える新しい疾患である.現在,三環系抗うつ薬をはじめ様々な薬物療法が試みられているが,線維筋痛症は原因不明の疾患であるため効果的な治療法に乏しく,運動療法や認知療法などをはじめとした様々な治療法が試みられている.一方,鍼灸治療は痛みを中心とした様々な症状に対する治療法として古くから用いられていることから,線維筋痛症に対する治療法のひとつとして注目されている.鍼灸治療に関する過去の報告では全身の痛みを中心に睡眠
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速報
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医学のあゆみ 215巻4号, 267-268 (2005);
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