治療学

Volume 44, Issue 5, 2010
Volumes & issues:
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扉・目次
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●序説
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- 間質性肺炎と肺線維症
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特集
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- ● 間質性肺炎と肺線維症
- 新規概念の展開
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- 臨床的新展開
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治療のピットフォール
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■新しい治療■
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[座談会]
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- 間質性肺炎と肺線維症
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症例
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血清中に SP-D に対する自己抗体をみとめたamyopathic dermatomyositis の 1 患者
44巻5号(2010);View Description
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今回報告する amyopathic dermatomyositis(ADM)の 1 患者は,発症時に合併した間質性肺炎が急速な悪化をきたし,不幸な転帰をたどった。本症例では,発症時より間質性肺炎の血清マーカーである surfactant protein(SP)−D が測定感度以下の低値を示し続け,病状との乖離,他のマーカーの SP−A,KL−6 との乖離がみとめられた。われわれは,血清 SP−D が低値である原因として,血清中に抗 SP−D 抗体が存在するため,sandwich ELISA による測定法に影響を及ぼすためという仮説をたて,患者血清中に抗 SP−D 自己抗体を発見した。 -
肺活量からみたピルフェニドン治療の奏効例
44巻5号(2010);View Description
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当院で 17 例の特発性肺線維症(IPF)患者にピルフェニドンを投与し,投与前後の肺活量(VC)の時間的変動を比較した。8 例において投与後に VC が増加,もしくは VC の減少速度が緩やかになった。また,投与前の VC が保たれている患者ほど,良好な効果が得られた。悪性腫瘍と同様に生命予後が悪く,有力な治療薬のない IPF において,ピルフェニドンは VC の回復が望める薬剤である。さらに,症例を集積して,本薬剤の有用性を検討しなければならない。
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治療の歴史
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DI室Q&A
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ステロイド薬や免疫抑制薬を服用している間質性肺炎患者に,インフルエンザワクチンの効果はあるのか。—間質性肺炎患者の薬物療法と感染予防
44巻5号(2010);View Description
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