治療学
Volume 44, Issue 8, 2010
Volumes & issues:
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扉・目次
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序説
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総説
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治療のピットフォール
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新しい治療
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座談会
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症例
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拘束型心筋症による肺高血圧症
44巻8号(2010);View Description Hide Description前医で左室収縮能が正常である肺高血圧症を伴う心不全として経過観察されていた患者が,当院で,心臓カテーテル検査により両心室に dip and plateau patternをみとめ,拘束型心筋症と診断された。拘束型心筋症は肺動脈性肺高血圧症と診断されることもあるが,治療法がまったく異なるため,肺動脈性肺高血圧症と左心疾患による肺高血圧症は,診断に難渋はしても,正確に病態を把握すべきである。 -
Churg−Strauss 症候群に肺高血圧を合併した症例
44巻8号(2010);View Description Hide DescriptionChurg−Strauss症候群は,全身の動脈に壊死性血管炎を生じる病気であり,肺血管炎の報告もある。われわれは,Churg−Strauss症候群に肺高血圧症を合併したと診断した症例を経験したので報告する。Churg−Strauss症候群は肺血管炎を伴うが,肺血管炎から肺高血圧症にまで至ることはまれであり,貴重な報告であると考える。 -
Osler−Weber−Rendu 症候群
44巻8号(2010);View Description Hide DescriptionOsler−Weber−Rendu症候群は,遺伝性出血性毛細血管拡張症(HHT)とよばれ,原因遺伝子として,エンドクリンと ALK−1の2つの遺伝子が知られている。肺動脈性肺高血圧症に関しては,エンドクリン/ALK−1が BMPR−2と同様にTGF−βスーパーファミリーに属していることから,異常な細胞増殖によって発症すると考えられている。HHTに肺動脈性肺高血圧症を合併した自験例から,家族性肺動脈性肺高血圧症患者において BMPR−2変異が認められなかった場合には,エンドクリン/ALK−1の遺伝子異常を検索する必要がある。
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治療の歴史
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DI室Q&A
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肺動脈性肺高血圧症治療薬のそれぞれの特徴と服薬指導のポイントを知りたい—肺動脈性肺高血圧症治療薬の特徴と服薬指導
44巻8号(2010);View Description Hide Description
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