Volume 25,
Issue 10,
2009
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特集
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血管内治療と看護
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ブレインナーシング 25巻10号, 1063-1063 (2009);
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ブレインナーシング 25巻10号, 1064-1069 (2009);
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ブレインナーシング 25巻10号, 1070-1076 (2009);
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ブレインナーシング 25巻10号, 1077-1081 (2009);
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脳動脈瘤は,血管壁の弱い部分が膨らんで“こぶ”のように拡張してできると言われ,多くは血管が枝分かれする分岐部に発生し,その形状から広く.のう状動脈瘤と呼ばれています.一方,血管分岐部には関係なく,血管壁に裂け目ができて(血管解離),形成される解離性動脈瘤が最近注目されています(図1).本稿ではおもに.状動脈瘤について解説します.
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ブレインナーシング 25巻10号, 1082-1088 (2009);
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ブレインナーシング 25巻10号, 1089-1093 (2009);
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血管内治療は,治療中の変化を脳血管撮影で把握しつつ,手元のカテーテルを操作することで処置を行う特殊な治療です.治療中は,術者が脳血管撮影の読影とカテーテル操作のみに集中できる環境が望ましいです.また血管内治療はその低侵襲性から局所麻酔下で行われることも多く,患者は術前に不安に駆られることも少なくありません.そのため,専門知識に基づいた術前の詳細な病態把握や,患者との良好な関係の構築は円滑な血管内治療には必要不可欠であり,術者と患者の間を取り持つ血管内治療担当ナースの役割は重要です. 本項では,当病院血管内脳神経外科にて行われる術前看護について紹介します.血管内治療は,予定手術(未破裂脳動脈瘤に対する塞栓術や内頚動脈狭窄症に対するステント留置術など)と,緊急手術(破裂脳動脈瘤に対する塞栓術や脳梗塞急性期に行われる血管形成術)に分けられます.術前看護も両者では大きく異なるので,別項を設けて解説します.
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ブレインナーシング 25巻10号, 1094-1099 (2009);
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ブレインナーシング 25巻10号, 1100-1107 (2009);
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血管内治療を終えた患者が,病室に帰ってきました.治療に携わったナースから申し送りを受けます. 「患者,○○さんはとくに問題なく治療を終え,バイタルサインも安定しています.意識もしっかりしており順調です.後をよろしくお願いします」. 患者を見ると,とくに訴えもなく元気そうで,順調に治療を終えたように見えます.開頭手術後の患者と違って痛みの訴えもなく,重症感は漂っていません. 「血管内治療後の患者さんは,楽そうでいいですね!」.こんな会話が交わされることも少なくないのではないでしょうか.しかし,本当に患者の状態は落ち着いているのでしょうか?これから何か悪いことは起こらないのでしょうか?知らないでは済まされない,血管内治療の怖い落とし穴について,これまでに肝を冷やした経験も紹介しながら述べたいと思います.
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巻頭カラー
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いのちの輝き〜脳腫瘍の子どもたち〜
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ブレインナーシング 25巻10号, 1049-1049 (2009);
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短い時間で楽しく読める・じっくりわかる 神経解剖ナビゲーション
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ブレインナーシング 25巻10号, 1050-1051 (2009);
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探訪 世界のスカル-ミュージアム
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ブレインナーシング 25巻10号, 1052-1053 (2009);
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拝見!ちょいわざくふうモノ
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ブレインナーシング 25巻10号, 1054-1054 (2009);
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全国施設情報
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NURSE STATION
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ブレインナーシング 25巻10号, 1056-1059 (2009);
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山形大学医学部附属病院は,15 の診療科で1976 年に開院した.その翌年,脳神経外科が開設され現在に至る.2003 年には全国では2 番目に病院機能評価機構Ver.4.0を取得.脳内視鏡手術をはじめ,高度先端医療の認可項目も76 に上る.「だれもがやっていないことを」がモットーの医学部長で脳神経外科教授の嘉山孝正先生の先進的な方針の下,東北地方の医療をリードする当院脳神経外科病棟を取材した
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おしえて!全国脳神経疾患病棟 看護のくふう
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ブレインナーシング 25巻10号, 1158-1161 (2009);
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当病棟は,脳神経外科と内科をおもに扱う病棟であり,とくに脳血管障害による後遺症の患者の割合が多いです.「脳血管障害では,40%前後に摂食・嚥下障害が起こる」と言われ1),この嚥下障害に対し当病棟では,口腔ケアと嚥下状況の観察を行っています.摂食・嚥下訓練においては,言語聴覚士(以下,ST)に頼っているのが現状です.しかし,すべての対象患者に食前の摂食・嚥下訓練を実施するには,ST だけではマンパワー,時間の面からも困難です.そこで,実施する看護師による技術の差が少ない嚥下体操を,嚥下訓練の一環として実施しました. また,看護師の興味・関心を高めることを目的とし,看護師の意識の変化を調べました.実施した結果やアンケート,工夫した取り組みについて紹介します.
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第2特集
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ドクター・ナースそれぞれの側から見た実践的小児看護 〜大人のミニチュアではない特異なケアと工夫 part 3
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ブレインナーシング 25巻10号, 1129-1129 (2009);
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ブレインナーシング 25巻10号, 1130-1135 (2009);
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小児期の血管内治療には,血管性病変と腫瘍性病変に対する塞栓術があり,ここでは血管性病変に対する塞栓術について解説します1,2).小児期の血管性病変には,①小児期に特徴的な血管病変,②大人でも認められる血管病変が認められる場合があり,前者には,動静脈シャントを伴うガレン大静脈瘤,先天性脳硬膜動静脈瘻ろう,脳動静脈瘻があります.後者には,脳動脈瘤とナイダスを伴った脳動静脈奇形があります.
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ブレインナーシング 25巻10号, 1136-1144 (2009);
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もやもや病の基本的病態は,ウィリス動脈輪の閉塞がおもにその前半部に認められ,なおかつ進行性であるために徐々に形成される側副血行路が,脳血管撮影にてたばこの煙のように“ もやもや” と観察され,脳循環不全に関連する症状を呈するものです. これまでの厚生労働省研究班を中心とする検討結果では,欧米に比較するとアジア系民族に約10 倍多く,日本は最多,次いで韓国に多いと報告されています.男女比は1:1.8,好発年齢は5 歳を中心とする小児型と30 〜 40 歳を中心とする成人の二峰性を示します.家族性は12.1%に認められ,遺伝形式は浸透率の低い常染色体優勢遺伝が考えられています. 本稿では小児もやもや病に限って解説します.
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ブレインナーシング 25巻10号, 1145-1150 (2009);
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エッセイ・読みもの
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忘れ得ぬナース&ドクター
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ブレインナーシング 25巻10号, 1062-1062 (2009);
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脳をくすぐる一冊
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ブレインナーシング 25巻10号, 1119-1119 (2009);
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ドラマ・映画にみる脳の疾患 シネマホスピタル
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ブレインナーシング 25巻10号, 1152-1156 (2009);
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お勉強
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知らなきゃソンソン!やらなきゃドンドン!高次脳機能障害の看護〜急性期から回復期まで〜
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ブレインナーシング 25巻10号, 1113-1118 (2009);
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注意は外界からの刺激に対して個体が反応する際の基盤となり,あらゆる他の認知機能とかかわる基本的な機能です.さらに注意は1 つの機能ではなく,幾つかのコンポーネントで構成されていることが知られています.総論は本シリーズの第3 回(2009 年4 月号)を見ていただくとして,今回は注意の複数の側面(図1)について,最近よく用いられている“ 標準注意検査法,Clinical Assessmentfor Attention:CAT,表1” を参考にしながら考えたいと思います1
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スッキリ解決!Q&A
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ブレインナーシング 25巻10号, 1128-1128 (2009);
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看護に生かせる海外文献この1本!
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ブレインナーシング 25巻10号, 1157-1157 (2009);
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病棟薬剤師に聞く 脳神経疾患ナースのためのくすりの知識
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ブレインナーシング 25巻10号, 1162-1166 (2009);
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脳梗塞や脳出血などの脳血管障害の慢性期の治療は再発予防とともに自覚症状,神経徴候,精神症候などの脳血管障害後遺症対策が日常生活のQOLの改善につながっていくと考えられます.脳血管障害に投与される漢方薬に黄連解毒湯があります.