オペナーシング
Volume 21, Issue 7, 2006
Volumes & issues:
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特集
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- 手術室での危機管理 ナースができる対応と事故防止
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4 術中看護における諸問題
21巻7号(2006);View Description Hide Description手術室における看護で最も重要なポイントは,患者の安全の確保である.手術中に看護師が関与する業務は多岐にわたっている.その中で看護師が主に関わる業務の中で発生すると考えられるインシデント事例を挙げ,再発防止のための取り組みについて述べる. -
5 手術術式にかかわるトラブル
21巻7号(2006);View Description Hide Description当院は658 床を有し,2005 年に地域医療支援病院に指定された.2005 年度の年間手術件数は4,436 件(麻酔科管理症例2,472 件)であった.特に心臓疾患治療では国内でも高い評価を得ている.当手術室のセーフティレポートで件数の多い事例は,手術中の器材の落下,器材の破損などである.今回は実際に当院で起きた事例ではないが,実際に起きると大事故になるであろうトラブルの事例を想定してその問題点・対応・防止策を解説する. -
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連載
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- 器械出しの奥義 整形外科編
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人工膝関節置換術
21巻7号(2006);View Description Hide Description本手術は,変形性膝関節症や関節リウマチなどにより高度に破壊された関節面を再建するものである.現在,わが国においても種々の人工関節が発売されているが,そのほとんどが,関節表面を金属で覆い,その間にポリエチレンを挿入する表面置換型と言われるものである.近年では,内外側の傷んだ側だけを置換する単顆型やポリエチレンインサートが動くモバイル型が増加傾向にある.今回は,内反変形膝に対してわれわれが行っている,モバイル型の人工膝関節置換術を供覧する. - Q&A でわかる 麻酔の基礎と看護のポイント
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- はじめてでもわかるSSI サーベイランス
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サーベイランスにはどんな情報が必要?
21巻7号(2006);View Description Hide Description前回は,手術部位感染(surgical site infection ; SSI)サーベイランスについて紹介しました.では今回は,実際に始めるにあたって「どのような情報が必要なのか?」をご紹介します. - 事例で学ぶ 実践!周術期の体温管理
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シバリング
21巻7号(2006);View Description Hide Description術後に患者さんがシバリング(ふるえ)を生じることがあります.低体温になっている場合が多いですが,中枢温が正常範囲内であっても起こることがあります.今回は,シバリングについて述べていきます. - クイズで覚える手術室の略語
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- あなたならどうする? 患者・医療者を守る手術室の安全対策
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手術中の安全対策(1)麻酔管理
21巻7号(2006);View Description Hide Description体温管理や循環呼吸などをはじめとして,麻酔管理下における安全対策は,患者管理における重要な要素である.なお,看護においては,患者の体位や手術器具などの使用についても注意を払いたい.麻酔中に起こりうる事象とその対策について,表にまとめた. - 手術室のクリニカルパス
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THA パスのアウトカム・バリアンスシートの作成によるバリアンス分析の標準化
21巻7号(2006);View Description Hide Description当院では,パスで予測された患者の経過の変動や,パスからはずれてしまった逸脱のことをバリアンスと定義し,アウトカムに影響したバリアンスのみ収集・分析している.しかし今回,人工股関節置換術(以下THA)の症例を対象にバリアンス分析を行った結果,収集・分析するバリアンスと,パス表にない患者の個別的な問題を混同していることがわかった.そこで,バリアンスの判定基準を明確にすることで,スタッフのアウトカム達成の評価が統一した見解で行えるのではないかと考え,アウトカム・バリアンスシートを作成したので紹介する.
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レポート
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- OPE ROOM
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大阪けいさつ病院
21巻7号(2006);View Description Hide Description新人看護師のバーンアウトは多くの施設で問題となっている.手術室という特殊な環境ではなおさらである.数年前まで,大阪けいさつ病院手術室でも退職者は少なくはなかった.しかし現在はごく少数,各経験年数の看護スタッフがバランスよくそろう.同院手術室で進められつつあるさまざまな改革を紹介しよう.
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エッセイ
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- 新連載 手術看護認定看護師Diary 伝えたい! 広げたい! わたしたちの活動
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本来のプリセプターシップを機能させるために
21巻7号(2006);View Description Hide Description認定看護師には「実践」「教育」「相談」という三つの役割があります.私は認定看護師教育センターから現場に復帰した後,手術部内での「教育」に今まで以上に関心を持つようになりました.そして,新人教育や現任教育に携わるなかで,当院が導入しているプリセプターシップが本来の目的から逸脱していないか? という疑問がわいてきました.プリセプターに多くの役割を望みすぎているのではないか? という思いから,プリセプターシップの本来の目的,新人教育のあり方について考え,今年度からの教育体制をほんの少し変革していこうという試みを始めましたので,皆さまにご紹介させていただきます. - Message for OR Nurses
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- COLUMN SQUARE
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- ナースに贈る良質選書
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- ココでわたしが働くまで
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