Volume 21,
Issue 10,
2006
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特集
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器械出しスキルアップトレーニング
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オペナーシング 21巻10号, 1053-1053 (2006);
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はじめての器械出し
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オペナーシング 21巻10号, 1054-1058 (2006);
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乳癌の手術は,大きく乳房切除術(胸筋温存乳房切除: Auchincloss 術やPatey 術など)と乳房温存手術(乳房円状部分切除術や扇状部分切除術など)に分類される.日本乳癌学会の登録統計によると,わが国でも1990 年頃からスタートした乳房温存手術の施行割合が,2004 年には第1 位となり,現在最も広く行われる標準手術となった.また腋窩リンパ節に対する手術の考え方も大きく変革し,臨床的に腋窩リンパ節転移を認めないN0 乳がんに対して,センチネルリンパ節概念を適応することは日本乳癌学会のガイドラインでもグレードB とほぼ推奨されている.センチネルリンパ節の転移有無診断を行い,転移がなければ腋窩郭清を省略する「センチネルリンパ節生検」という手術法である.本稿では,上記の背景を鑑み,3cm 以下のN0 乳癌に対して広く行われる,乳房温存手術+センチネルリンパ節生検(Bp + SLNB)を例として,当院の方法をベースに概説したい.
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オペナーシング 21巻10号, 1059-1062 (2006);
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オペナーシング 21巻10号, 1063-1067 (2006);
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腹腔鏡下胆餒摘出術は比較的難度の易しい手術と考えられているが,胆餒の炎症がひどかったり,ドクターの経験が浅い場合には出血や胆管損傷,あるいは予期せぬ合併症を起こす可能性が増加する.本稿では,はじめて器械出しを行うナースが手術の流れをスムーズにするため,また,合併症が起こってもすぐに次の動作に移れるようにするため,基本的な腹腔鏡下胆餒摘出術の手術手順および注意点,知っておくべき事項について解説した.特に重要な点は,①術中に手術台がローテーションされること(器械が落ちないようにしておく),②全員で腹腔鏡の画像を見て手術操作を行うこと(腹腔鏡が曇ってもすぐ温めて曇りを取れるようにしておく),③通常あまり使用しない器具も急変時にはすぐ出せるようにしておくこと(内視鏡用ツッペル,大きさの異なるクリップ,造影チューブと造影剤,結紮用器具,開腹用セット,エンドキャッチなど)などである.
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オペナーシング 21巻10号, 1068-1071 (2006);
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4 月に手術室に配属となった新人看護師の方々も,そろそろ日々の業務に慣れてきた頃だと思われる.手術介助や器械の受け渡しがスムーズになってくる中で,手順に沿って医師に器械を渡せることで満足していないだろうか? 器械をただ渡すだけではなく,安全という視点からも個々の器械の特徴や操作方法を事前に把握したうえで手術介助することが必要である.そこで,今回は,新人看護師が担当することの多い腹腔鏡下胆餒摘出術に焦点を当て,器械出しのポイントについて説明する.
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器械出し基本操作の習熟
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オペナーシング 21巻10号, 1072-1077 (2006);
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人工膝関節置換術(TKA)は重度変形膝関節障害に適応となり,今日わが国においては,年間約40,000 件の手術が行われている.人工膝関節手術の基本的手技は一定化されており,正確な骨切りのため多数の手術器具が準備されている.これらの器具の使用方法を熟知することは,手術過程で大変重要である.膝関節の変形に従った基本的な手術手技とその注意点を十分に理解することと手術手順を知ることが重要である.手術手順を簡潔に述べる.
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オペナーシング 21巻10号, 1078-1082 (2006);
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スムーズな器械出し
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オペナーシング 21巻10号, 1083-1086 (2006);
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脳動脈瘤のクリッピング術は脳神経外科手術では最も頻度の高い手術のひとつである.開頭後,顕微鏡下での餝離操作を行い動脈瘤の周囲を十分に確認し,動脈瘤に合わせたクリップの選択後,クリッピングを施行する.しかし,スタンダードな手技であるにもかかわらず動脈瘤は部位,大きさ,形状などにさまざまなバリエーションがあり,操作中での破裂の危険性や穿通枝損傷の可能性などを含んでおり,術中にはそのつど適切な処置を行う必要がある.また,くも膜下出血例では夜間の緊急手術が必要になることがあり,少ないスタッフで対処しなければならないこともある.したがって各自がこれらの操作をスムーズに行うためには,介助の看護師は手術の全体の流れや合併症の可能性を知り,脳神経外科手術チームの一員として安全な手術が施行されるように取り組むことが大切である.
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オペナーシング 21巻10号, 1087-1089 (2006);
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新連載
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ケースで学ぶ手術患者のアセスメントとケア
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オペナーシング 21巻10号, 1121-1131 (2006);
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連載
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器械出しの奥義 整形外科編
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オペナーシング 21巻10号, 1026-1029 (2006);
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腰椎後方手術の一つである後方椎間板切除術は,腰部背側より侵入し,椎間板ヘルニアを摘出することにより神経の圧迫をなくすこと(除圧)を行う術式である.この手術では,手技的に困難なことがいくつか挙げられる.すなわち,術野が狭い,神経根がヘルニアに乗り上げるように接している,硬膜外静脈叢からの出血が多い,ヘルニア塊が脊柱管内で移動していることがある,中央部のヘルニアは摘出しにくい,2 回目以後の手術ではヘルニアと周囲組織が癒着している,などである.ここでは腰椎椎間板ヘルニアの手術としては代表的な術式である腰椎後方椎間板切除術を紹介し,スタッフの注意すべき点を解説する.
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はじめてでもわかるSSI サーベイランス
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オペナーシング 21巻10号, 1049-1052 (2006);
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これまで,SSI サーベイランスの定義,必要な情報,そしてサーベイランスの対象科を決定し,情報収集をどのように行っていくのかについて紹介してきました.今回は,SSI の判定についてご紹介したいと思います.SSI の判定は,NNIS のSSI 判定基準1)を用いて基準を満たすか否かで行うのが一般的です.判定は,データに直接影響するため,注意深く行うことが重要です.サーベイランス活動は,感染対策に必要な調査方法の一つです.ですから,あくまでもフォローが必要な期間内に基準を満たすかどうかによって決定します.手術手技によって術後30 日から1 年間のフォローが必要となります(表1).
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Q&A でわかる 麻酔の基礎と看護のポイント
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オペナーシング 21巻10号, 1092-1098 (2006);
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クイズで覚える手術室の略語
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オペナーシング 21巻10号, 1118-1118 (2006);
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あなたならどうする? 患者・医療者を守る手術室の安全対策
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オペナーシング 21巻10号, 1132-1135 (2006);
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財団法人日本医療機能評価機構医療事故防止センターが2004 年10 月から2005 年9 月までの1 年間に行った医療事故情報収集等事業(対象施設は2005年9 月30 日の時点で278 施設)によると,報告を受けた医療事故総数1,063 件中5.1 %に当たる54 件が薬剤に関する医療事故であった.その内容として多かったのは過剰与薬,投与方法,処方量間違い,薬剤間違い,投与速度の速すぎなどであった.手術室では,使用する薬剤が即座に循環・呼吸に大きく影響を与える薬剤も多く,誤投与により致命的な状況を招くことすらあり,薬剤の誤投与は絶対に避けなければならないことである.医療従事者ならば誰もがその認識を持っているはずであるが,本項では,薬剤の誤投与を防ぐためには実際にどのような対策を取ればよいのかについて述べる.
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レポート
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OPE ROOM
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オペナーシング 21巻10号, 1106-1109 (2006);
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JR 松山駅から路面電車で約20 分,松山赤十字病院は閑静な住宅街の中に位置している.「ひとり一人が生き生きとし,働きがいのある病院を」という基本方針のもと,手術室では自分の意見をしっかり持ったスタッフが積極的な手術看護を行っている.手術看護認定看護師も活動している同院手術室を取材した.
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エッセイ
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Message for OR Nurses
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オペナーシング 21巻10号, 1023-1023 (2006);
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手術看護認定看護師Diary 伝えたい!広げたい!わたしたちの活動
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オペナーシング 21巻10号, 1046-1048 (2006);
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ナースに贈る良質選書
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オペナーシング 21巻10号, 1105-1105 (2006);
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ココでわたしが働くまで
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オペナーシング 21巻10号, 1116-1117 (2006);
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その他
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オペナーシング 21巻10号, 1112-1112 (2006);
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