ハートナーシング
Volume 22, Issue 4, 2009
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特集
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- 新人ナースの実践力upにつながる 循環器看護3ヵ月必修プログラム
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(7)私たちの新人指導 −具体的な計画の紹介からちょっとしたコツまで−
22巻4号(2009);View Description Hide Description当院の新人教育計画は,独立行政法人国立病院機構の「看護職員能力開発プログラム」に基づいています(図1).看護職員能力開発プログラムでは,「Ⅰ 看護職員としての必要な基本姿勢と態度」,「Ⅱ 看護実践における技術的側面」,「Ⅲ 専門領域の看護実践能力」,「Ⅳ 看護実践における管理的・教育的側面」を柱として,それぞれに一般目標と行動目標が設定されています.これらを基に各病棟の特殊性を踏まえて,病棟別に新人教育計画を立案しています. この中で,私が所属しているICU の新人教育計画書を例に出しますと,研修項目として,「看護実践に必要な知識・看護技術」,「看護実践」,「評価」,「教育」,「コミュニケーション態度」,「研究」を挙げ,それぞれの項目には,新卒1 年目で習得する最終目標,最終目標を到達させる目安となる時期を示す期間目標,教育内容,教育方法,担当者,具体的な指導方法が盛り込まれています.教育内容には,最終目標を達成するために必要な学習内容,行動内容などが示されています.指導方法には,教育担当者が新卒者に対してどのような指導方法で教育していくのかが記載されており,この指導方法は評価基準にもなり得ます.新卒者を誰もが同じように評価するためには,新卒者が具体的にどのように行動することが必要なのかが述べられていないと,正しい評価はできません. -
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連載
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- YELL FOR HEART NURSES
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- 日本列島縦断ハートナースの旅〜エッセイでこんにちは!〜
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- ドクターの目 ナースの目 どっちも知りたい! 心臓手術と術後管理よくばりガイド
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Maze 手術
22巻4号(2009);View Description Hide Description最近のカテーテルによる内科的アブレーションの技術と成績の向上により,ほかの心疾患の合併のない発作性心房細動に関しては,カテーテルアブレーションによる治療に移行しつつある.現時点での外科治療の対象となるのは,弁膜症(特に僧帽弁疾患)やそのほかの手術を必要とする心疾患を合併した慢性の心房細動であることが多い. メイズ手術はバリエーションの多い術式であるが,本稿では当院で標準的に行っている術式(ハイブリッド法)について解説する. - NEW ! 循環器ナースのヒラメキ力向上計画 患者さんのキモチも感じてGoodとBad
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- 教えてセンパーイ!! 「あるある」ケースから学ぶCCUのはてな
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- 河村久美子の ゆるっとタメになる“ナース的徒然川柳”
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カチコチの 新人ナースに ありがとう
22巻4号(2009);View Description Hide Description春になり気温が上がってくると,体の硬さが次第に緩んでくる.寒さでギュギュッと縮こまっていた筋肉たちが開放されるからだろう.だが,そんな温暖な環境下でも,全身を緊張させている人々がいるものだ.新人さんである. すっかり年を取っている私であるが,今年(2009 年)の1 月に在宅から病棟へ異動する運びとなり,久々に新人気分を味わうこととなった.まだまだ寒さ厳しい1 月の出来事である.わが全身の筋肉たちは,寒さと重圧でちぎれそうになっていたのである. - HN・エッセイ ふたつの心臓(ハート)
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- HEART Dictionary
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- ハートナーシングニュース最前線
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- 千里の道も一歩から… 心電図読解道場
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- 飛び立つ勇気 ここにあり! Ricoの英国ナーシングライフ
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たった一度の面接チャンス!−面接準備から,実習先決定まで−
22巻4号(2009);View Description Hide Description私が渡英した2001 年はイギリス中が看護師不足で,文字どおり世界中から外国人を両手を広げて受け入れる時期でした.実際,就職した病院では25%の看護師が外国人だったくらいです.それでも全体的に日本人の看護師は少なく知名度が低い上,実績もありません.そのため,いくらエージェントを通してもそうそう声はかかりませんでした.しかし私は周囲の友人たちをお手本にして,とりあえず面接の準備を進めました.
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投稿
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新人看護師に対する急変時シミュレーションの効果 ーBLS・AEDを用いた急変対応ー
22巻4号(2009);View Description Hide Description自動体外式除細動器(automated externaldefibrillator;AED)は,突然の心停止を来した傷病者に対して心肺蘇生法を直ちに実施できる医療機材である.現在では,医師や救急救命士に限らず誰もが使えるようになり,空港や公共施設・スポーツ施設などへの設置が進み,一般社会にも普及している. 病院内の急変に当たって,看護師には医師の到着までの対応が求められ,致死的不整脈が起こった場合はAED を施行することが救命において重要とされている.そのため,院内職員を対象にAED の使用についての講習会を定期的に行っている.しかし,対象者が多いため繰り返し受講する機会が得られていない現状である. このような状況の中で経験年数に関係なく,迅速に急変患者に対応できるように,新人看護師の教育をどう行うべきかを明らかにする必要がある.今回,AED を用いた急変時の対応を新人看護師に定期的にシミュレーションし,回数を重ねることでその学習効果と課題について明らかにできたので報告する.
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