脳神経外科速報
Volume 26, Issue 7, 2016
Volumes & issues:
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目次
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Techniques & Arts
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【Special Interview】 次世代の包括的脳卒中医療―日本脳卒中学会理事長の提言
26巻7号(2016);View Description Hide Description本来,脳卒中治療は内科だけ,あるいは外科だけではできません.アテローム血栓症は内科が主体となって診ますが,血管の再開通や除圧,くも膜下出血のコイリングやクリッピングは外科医の仕事です.患者さんが来た入口は同じでも,「脳卒中」という疾患をどのように治療するのかについては施設内でうまくコミュニケーションをとり,コラボレーションをすることが必要です. -
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【手術のコツとピットフォール 一流術者のココが知りたい】傍前床突起内頚動脈瘤に対する硬膜内からのオーダーメイド前床突起削除 その②:安全な削除方法は?
26巻7号(2016);View Description Hide Description -
【脳神経血管内治療“次の一手”】 一見簡単そうに見えるICA paraclinoid aneurysm の1例
26巻7号(2016);View Description Hide Description
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Current Knowledge
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【専門医に求められる最新の知識:脳腫瘍】 BCNUウェハー,ベバシズマブが使用可能になった現況での神経膠腫に対する画像診断のポイント
26巻7号(2016);View Description Hide Description神経膠腫のマネジメントにおいては,術前の画像診断のみならず治療後の画像診断も重要である.特に悪性神経膠腫においては,手術・放射線治療・化学療法を組み合わせた集学的治療が行われることが一般的になっており,治療効果判定のために画像診断がしばしば行われる.一方で,腫瘍そのものではなく治療特有の画像変化がしばしば生じることも知られており,腫瘍との区別が問題となる.悪性神経膠腫に対する標準治療は放射線治療とテモゾロミドによる化学療法の組み合わせであり,これらの治療後に生じる放射線壊死およびpseudoprogression(偽増悪)といった現象について述べる.また,2013 年から本邦で使用可能になったBCNUウェハーとベバシズマブに特有の画像変化についても述べる. -
【専門医に求められる最新の知識:脊椎脊髄】 脊椎脊髄疾患の最新ガイドライン―頚椎症性神経根症,脊髄神経膠腫,神経症状評価のスコアリング―
26巻7号(2016);View Description Hide Description診療における指標(ガイドライン)とは,最良の治療法を選定し,共通の認識を得ることを目標としている.ここでは日本脊髄外科学会が作成した脊椎脊髄疾患の治療に関するガイドラインを提示した.これは日常の脳神経外科の臨床に必要な知識を提示し,適切な治療の判断材料となり,さらに新たな治療法への発展を期待するものである. 今回は,機関誌「脊髄外科」に発表された,頚椎症性神経根症(頚椎椎間板ヘルニアを含む),脊髄神経膠腫,神経症状評価のスコアリングについて紹介している.この各種ガイドラインでは,さまざまな文献の検討や解説が詳細に行われ内容豊富な報告であり,現時点で最も妥当と考えられる指標が提示されている.実際の臨床では,ガイドラインを参考にしながら個々の患者の病態に応じて,また担当医の知識と経験に応じて治療方針が決定されることが重要である.
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Contribution
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【投稿論文:Case Report】 低酸素脳症後の痙縮に対してバクロフェン髄腔内投与療法が著効した2例
26巻7号(2016);View Description Hide DescriptionWe reported the effectiveness of ITB therapy for spasticity following hypoxic encephalopathy in 2 patients. Both cases had no serious neurological deficit except for spasticity of 4 limbs. Magnetic resonance imaging (MRI) showed localized and faint signal abnormalities in the posterior limb of the internal capsules on the both sides. Following ITB therapy, these patients gained good functional outcome with marked improvement of the spasticity. The present findings suggested that ITB therapy is effective for patients with spasticity following hypoxic encephalopathy if severe other neurological deficits and diffuse MRI findings were not present.
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Journal in Journal 【脳卒中速報】
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【超実践!脳卒中に用いる薬の基礎知識】 ニカルジピン
26巻7号(2016);View Description Hide Description静注用ニカルジピンは脳卒中急性期の降圧治療に頻用されている. 静注用ニカルジピン製剤の特徴として,①速やかに降圧効果を発揮し,安定した血圧を維持する,②十分なモニタリングを行えば過度の血圧下降を起こしにくく,用量の調整が簡便である,③手術時の異常高血圧の救急処置においては,点滴静注の他,ワンショット静注も可能であることが挙げられる.また,急性心不全において,後負荷を軽減し,心拍出量を増加させる. ニカルジピンの使用量と有害事象の発生に独立した関連を認めるため,可及的早期からの内服降圧薬への切り替えが望ましい. -
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Techniques & Arts
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Lecture & General Information
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【World Report:海外脳外科最新事情】 ドイツ臨床留学記:その⑦ International Neuroscience Institute Hannover ②
26巻7号(2016);View Description Hide Description -
【Clinical Essay:PC,スマホ,タブレットを使いこなせ!!日常診療に役立つIT】 高度な臨床統計のやり方
26巻7号(2016);View Description Hide Description -
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その他
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