Volume 18,
Issue 11,
2009
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特集
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医療従事者のための新型インフルエンザ対策のすべて
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1097-1097 (2009);
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1098-1098 (2009);
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A 総論
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1099-1099 (2009);
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1100-1105 (2009);
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①新型インフルエンザA(H1N1)の流行は2009 年3,4 月にメキシコと米国で報告されたインフルエンザ様疾患をきっかけに始まった.②新型インフルエンザの拡大は早く,メキシコ,米国での発生から6 週間で全大陸に広がった.③ウイルスの感染力は季節性インフルエンザと同様に強く,病原性の程度は中等度と考えられる.④基礎疾患,妊娠,過剰な肥満などが重症化の危険因子と考えられる.⑤秋以降に季節性インフルエンザシーズンに入る北半球では,急激な患者数の増加と,医療機関への負担の増大が予想される.
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1106-1108 (2009);
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ハイリスク患者における発症防止,医療従事者への労働安全衛生,医療施設における集団感染事例対応のために,患者家族や医療従事者に対する接触者対策が行われる.対策は,日ごろの体調モニタリングおよび,発症時における適切な医療の提供がまず基本である.加えて,医療従事者では個人防護具着用の有無,患者は重症化リスクの評価をもとに,抗インフルエンザ薬の予防投与について検討する.
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1109-1116 (2009);
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①ウイルスの毒性に捉われない感染対策を行う必要がある.② 臨床所見はグレーゾーンばかり.新型インフルエンザ患者の見きわめ方が大切なので,診療録や問診表を工夫すると効果的である.③エビデンスの集積が少なく,季節性インフルエンザ対策での経験がものを言う.④ パンデミック対策は「公式戦」.迅速な判断力が試される.焦らず遅れず.普段行っている感染対策は「練習試合」と思い,練習の積み重ねが大事である.
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1117-1123 (2009);
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1124-1129 (2009);
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2009 年春,突如として出現した新型インフルエンザA(H1N1)は,短期間のうちに世界的大流行(パンデミック)となった.新型インフルエンザのパンデミックが発生することはかねてから予想され,世界各国は準備を進めてきたところであるが,実際に出現した新型ウイルスは想定と異なる部分も多く,その対応も修正を余儀なくされている.
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1130-1135 (2009);
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B 医療現場での対策レポート
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1137-1137 (2009);
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1138-1140 (2009);
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1141-1145 (2009);
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1146-1148 (2009);
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1149-1155 (2009);
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当院は急性期医療を中心とした病床数606 床の企業立病院である.血液内科病棟や産科病棟などの特殊病棟を除き,各病棟に1 床ずつ陰圧・等圧可変病室が設置されており,またICU8 床のうち4 床は陽圧・陰圧可変病室となっている.救急センターは,入院病床を持たない夜間・休日の外来診療対応となっており,陰圧・等圧可変診察室が敷設されている. 東京都は,2003 年に重症急性呼吸器症候群(以下,SARS)の診療体制の強化として,感染症指定医療機関以外でSARS 疑い患者の外来初期診療に対応する「SARS 外来診療協力医療機関」を指定した.2008 年にこの医療機関はSARS 以外の感染症の外来診療にも対応する「感染症診療協力医療機関」となり,当院は2003 年より指定を受けている.
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1156-1158 (2009);
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当院は180 床の中小規模病院で専任のICD はおらず,国際内科診療と海外渡航健診(ビザ健診)を実施しており,外国人の患者もいる.ICT メンバーはそれぞれが兼務で,コメディカルの大半が外部委託になっているため,全職員への感染の教育が徹底できていないのが現状である.
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1159-1165 (2009);
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1166-1168 (2009);
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2009 年5 月,国内初の新型インフルエンザ感染が神戸市で確認された.透析患者への感染の報告はなかったが,発熱患者の対応などに混乱がみられた.当院でも対応に苦慮した症例があったので,その経験を述べる.
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C 海外文献
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1169-1169 (2009);
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1170-1173 (2009);
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今回の新型インフルエンザA(H1N1)に対して,WHO(世界保健機関)やCDC(米国疾病予防管理センター)がおびただしい数の文書を発出している.エビデンスが少ないため,多くは「ガイドライン」という名称ではなく,「手引き」(英語ではGuide またはGuidance)になっている.
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D 流行に備えて参考になる情報
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1175-1175 (2009);
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1176-1177 (2009);
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本年2009 年5 月16 日に,神戸市は国内初の新型インフルエンザA(H1N1)のクラスター発生を迎えた.だが,発生前の2 年間は,定型的な県や市のガイドラインは発表されてはいたが,行政と地域病院関係者との十分な検討もされないまま過ぎていた. しかし,2008 年11 月に神戸市が,地域の救急などライフラインを中心とした新型インフルエンザ発生のシミュレーションを開催した際,関わった医療関係者は感染症指定病院だけであり,SARS のころから神戸市における協力病院と位置付けられていた当院のICT には当初案内も来なかった.そこで,ICT 内で,来るべきパンデミック対応のためには,行政と地域全体の医療機関との強力な連携体制が必要であり,実質的な検討の場を持つべきであると話し合い,当院のICTの部長と神戸市感染症指定病院の感染症科部長とが中心となって,保健行政責任者の方々へ申し入れた.その後,準備会での論議を経て,公的に「神戸市新型インフルエンザ対策病院連絡協議会」という,行政と現場医療従事者との,新型インフルエンザ対策を協議できる場につながった. これらの経験を経て,今後の新型インフルエンザ対策に向けて県単位の地域基幹病院として果たすべき役割をあえて挙げるとすれば,地域医療連携体制推進のためのリーダーシップをとること,地域医療のバックアップ機能の充実ではないかと考える.
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1178-1179 (2009);
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新型インフルエンザA(H1N1)がメキシコ・カナダ・米国で発生・流行したため,国内未発生の段階で,水際対策として成田空港検疫所でも監視が強化されていた.当院は成田空港に隣接する感染症指定医療機関であることから,検疫所で確認された新型インフルエンザ疑い患者を随時受け入れてきた.これまでの経験から得られたことや,冬に向けての課題について述べる.
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1180-1182 (2009);
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WHO によるパンデミック・フェーズ4 宣言のすぐ後,日本政府は,主要空港における検疫業務を強化することを決定した.日本は,他国と違って周囲を海で囲まれており,入国するために利用できる空海港は数に限りがある.入国の段階ですでに発症している人を隔離し,発症者と濃厚な接触者の停留を行うことは,輸入感染症に対する緊急対策の1 つとしてきわめて重要である.ヒトからヒトへ容易に伝播する疾患でも,麻疹やマラリアなど比較的潜伏期が長い疾患よりは,インフルエンザなど短い疾患のほうが,また検疫の対象となる地域が広域であるよりはある程度限定的であるほうが,効果的であるといえる. 今春にとられた検疫業務の強化策は,元来,1例でも見逃すことなく水際対策を行うことを求めたわけではなく,国内での流入の速度をできるだけ遅らせ自治体や医療機関での体制整備のための時間稼ぎのために行われたと考えた場合,合目的的であったと思う.
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1183-1188 (2009);
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旅客航空機の利用者は世界で年間10 億人ともいわれ,このうち5 千万人は発展途上国を旅行する.こうした航空機内における感染症の予防については,WHO がガイドラインを発行するとともに,旅客航空業界においてもこれらの指針をもとにして事業運営が行われている. 2009 年4 月末より発覚した新型インフルエンザA(H1N1)ウイルス(以下,新型H1N1)においては,流行地域からの旅客機の検疫強化が図られ,厳しい検疫体制にマスコミなどの興味も集中した.幸い停留の対象となった搭乗者からは新型H1N1 の二次発症例は発生しなかったが,水際対策における検疫体制のあり方が論争を呼んだ. 本稿では,旅客航空機内におけるインフルエンザウイルスをはじめとする呼吸器系感染症の感染のリスクとその予防策について解説する.
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1189-1190 (2009);
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今回の新型インフルエンザA(H1N1)感染対策で必要となるPPE(個人防護具)を整理すると,サージカルマスクが最も多く必要となり,N95 マスクやゴーグル,手袋,ガウンなどは検体採取や吸痰などエアロゾルが飛散するような行為を行う場合や患者と濃厚に接触する場合などに限定される.また,擦式消毒用アルコール製剤は手洗いで代用することが可能である.
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1191-1192 (2009);
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連載
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フロントエッセイ
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1079-1079 (2009);
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TOPIC 香港における新型インフルエンザ対策
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1082-1087 (2009);
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香港はタフで元気で活気のある地域である.インフルエンザのパンデミック,トリインフルエンザA(H5N1),そしてSARS……さまざまな感染症の災禍を乗り越え,そのたびに戦慄し,そのたびに工夫し,そして感染症診療のあり方を模索し続けている.日本では香港の感染対策はあまり知られていないが,しかしそこから学ぶことは数多い.香港の健康プロモーションセンター(Centrefor Health Promotion,CHP)のシートウ医師の計らいで,筆者らは感染症対策において先進的に取り組んでいる香港の実情を視察することにした.5 月の視察予定は「こちらの事情」でずれ込み,実現は7 月となった.
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感染対策 ラウンド・ザ・ワールド
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1088-1091 (2009);
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2009 年2 月にロサンゼルスの病院を4 つ訪問する機会がありましたので,今回はそのときのお話を中心に,米国の現場での最新情報を紹介します.
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月刊CDCガイドラインニュース
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1092-1092 (2009);
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TOPIC 日本呼吸療法医学会が,新型インフルエンザによる急性呼吸不全に対するプロフェッショナルコメントを公開!
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1204-1205 (2009);
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院内勉強会に使える 感染対策問題集
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1206-1208 (2009);
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IC日記
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1209-1209 (2009);
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プロの真価が問われる コンサル手順 冒頭10分
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1210-1216 (2009);
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ニュース丸かぶり
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インフェクションコントロール 18巻11号, 1202-1202 (2009);
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