インフェクションコントロール
Volume 24, Issue 1, 2015
Volumes & issues:
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目次
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連載
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その他
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連載
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取材
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APIC 2014 参加レポート
24巻1号(2015);View Description Hide Description2014年6月7 ~ 9日に米国アナハイム(カリフォルニア州)で米国感染制御疫学専門家協会(Association for Professionals in Infection Control and Epidemiology、APIC)の年次集会「APIC 2014」が開催された。今回インフェクションコントロール編集室も参加し現地を取材できた。その一部を紹介する。
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特集 【くまなくさんの感染対策ラウンドbefore→after -ラウンド時の“あるある困った”に対処しよう!-】
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連載
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その他
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連載
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【感染領域のベテラン記者が発信! お役立ち情報掲示板】 病院感染対策-2015(平成27)年を展望してみると/【今月の一冊】
24巻1号(2015);View Description Hide Description
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その他
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ICTレベルアップ特集 【おしえて! 感染対策チーム 薬剤師の活動】
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<1>多職種との連携① 中小規模病院での活動
24巻1号(2015);View Description Hide Description(1)薬剤師は、中小規模病院においてコーディネータとして感染対策に関わっていける職種である。(2)環境ラウンドではチェック表を用いれば、効率よく、どんな職種でも実施が可能である。(3)抗菌薬適正使用の判断と介入は、中小規模病院では薬剤師が医師の代役を務めなければならないことがある。(4)アウトブレイクの終息のためには、多職種連携が必要である。(5)病棟における感染対策・感染症診療においても、ICT に限らない多職種連携が重要である。 -
<2>多職種との連携② 大規模病院での活動
24巻1号(2015);View Description Hide Description(1)薬剤師の感染対策業務は、抗菌薬・消毒薬の使用統計、指定抗菌薬の届出統計、マニュアルの作成・改訂、環境ラウンド、抗菌薬ラウンド、感染に関する薬剤情報の提供、啓発など多岐にわたる。(2)薬剤師は専門領域である消毒薬や抗菌薬の適正使用について、より専門性に特化した役割を果たさなければならない。(3)薬剤師は他職種だけでなく病棟担当薬剤師との連携、指導についても強化することが重要である。 -
<3>医師と連携した抗菌薬の適正使用
24巻1号(2015);View Description Hide Description(1)抗菌薬の適正使用の考え方は、従来の許可制・届出制による「使用制限」から、個々の症例の薬剤選択や用法・用量の適正化による「治療の最適化」に変遷しつつある。(2)薬剤師は処方箋を通じて抗菌薬の使用を院内で最も早く察知できる職種であり、電子カルテが発達した現在であってもこの環境に変わりはない。(3)医師と薬剤師が互いの専門性を最大限に生かして密に連携し、リアルタイムに主治医への提案を継続することで適正使用を推進する。 -
<4>看護師と連携した消毒薬の適正使用
24巻1号(2015);View Description Hide Description(1)消毒薬の使用は濃度・時間・温度を遵守すること。(2)擦式アルコール製剤の使用量は客観的な方法で評価すること。(3)消毒薬の使用状況に問題がないと過信せず、必ず現場での評価をすること。(4)看護師と薬剤師が協同して消毒薬の適正使用に関わること。
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その他
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SPOT
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ICTとNICUが協働するために -第3回 新生児感染症管理予防研究会レポート-
24巻1号(2015);View Description Hide Description本研究会は、新生児に対する感染対策における現場からの疑問を、専門家の意見を拝聴しながら研究または研究成果に集約し、研究会を通して現場へ伝達する役割を果たしたいと考えている。新生児の感染対策でも大切な点であるが、医師主導ではなく多職種の協働に基づき研究会が成り立っているのが特徴である(図1)。現在、毎年2 月に開催される一般社団法人日本環境感染学会総会・学術集会および毎年11 月ごろに開催される日本未熟児新生児学会学術集会、新生児看護学会学術集会に合わせて本研究会を開催している。 「第3 回 新生児感染症管理予防研究会」は第29 回日本環境感染学会に合わせて、2014 年2 月15 日、品川にて「ICT とNICU の協働について考える− ICT の皆さん! NICU について理解を深めませんか?−」と題して開催された。約60人名の参加者を迎え、活発な討論が行われた。特に議題の中心となったICN・NICU 看護師に対して同調する意見が多く、互いの理解を深めるよい機会となった(図2)。本研究会の発表内容について本誌面を借りて報告する。
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