透析ケア
Volume 20, Issue 10, 2014
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目次
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連載
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特集 【キーワードでわかる! 糖尿病透析患者の看護のポイント】
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【糖尿病の基礎知識】 (1)1型糖尿病
20巻10号(2014);View Description Hide Description1型糖尿病は、免疫異常により膵β細胞が破壊され、インスリンが分泌されなくなる病気です。 -
【糖尿病の基礎知識】 (2)2型糖尿病
20巻10号(2014);View Description Hide Description生活習慣病である2 型糖尿病は、わが国の糖尿病患者の大半を占めます。成因はインスリン分泌低下とインスリン抵抗性です。 -
【糖尿病の基礎知識】 (3)糖尿病の治療目標とコントロール目標
20巻10号(2014);View Description Hide Description糖尿病治療の際は、ヘモグロビンA1c(HbA1c)や血糖値、グリコアルブミン(GA)、血圧、血清脂質などを指標とします。 -
【糖尿病の基礎知識】 (4)インスリン
20巻10号(2014);View Description Hide Descriptionインスリンは、膵臓のβ細胞から分泌され、血糖値の調節に中心的な役割を果たすだけでなく、各臓器の代謝にも関与します。 -
【糖尿病の基礎知識】 (5)インスリン抵抗性
20巻10号(2014);View Description Hide Descriptionインスリン抵抗性は、インスリンの分泌に見合った血糖降下が得られず、インスリンの効果が正常に発揮されていない状態です。 -
【糖尿病の基礎知識】 (6)ブドウ糖
20巻10号(2014);View Description Hide Descriptionブドウ糖は、全身の細胞のもっとも重要なエネルギー源として利用され、一部はグリコーゲンや脂肪として蓄えられます。 -
【糖尿病の基礎知識】 (7)糖尿病性腎症
20巻10号(2014);View Description Hide Description糖尿病性腎症は、透析患者の原疾患の第1 位です。ネフローゼ症候群や全身性浮腫、心血管疾患の合併が多くみられます。 -
【糖尿病の基礎知識】 (8)糖尿病性ケトアシドーシス
20巻10号(2014);View Description Hide Description糖尿病性ケトアシドーシスは、インスリンの作用低下や拮抗性上昇により、急性の高血糖やケトン体によるアシドーシスを来した状態です。 -
【糖尿病の基礎知識】 (9)シックデイ
20巻10号(2014);View Description Hide Descriptionシックデイとは、糖尿病患者が発熱や下痢・嘔吐、食欲不振のために食事ができない状態を指します。 -
【糖尿病の基礎知識】 (10)低血糖・高血糖
20巻10号(2014);View Description Hide Description低血糖は、血糖値が正常の範囲を超えて低下した状態です。また、高血糖には、慢性合併症と急性合併症があります。 -
【食事・運動管理】 (1)エネルギー必要量
20巻10号(2014);View Description Hide Description透析患者の必要エネルギー量は30 ~ 35kcal/kg/day とされ、糖尿病を合併している場合は25 ~ 35kcal/kg/day となります。 -
【食事・運動管理】 (2)食品交換表
20巻10号(2014);View Description Hide Description「食品交換表」は、6つの食品群と調味料に分類し、80kcal で1単位とします。指示された単位の範囲内で、食品を選びます。 -
【食事・運動管理】 (3)カーボカウント
20巻10号(2014);View Description Hide Descriptionカーボカウントは、糖尿病患者にとって重要な炭水化物量を「カーボ」という単位で表して計算する方法です。 -
【食事・運動管理】 (4)保存期と維持期における食事療法の違い
20巻10号(2014);View Description Hide Description保存期の食事療法は、血糖管理に加えて腎臓の保護を、維持期の食事療法は、安定した透析生活の基盤をつくることが目的です。 -
【食事・運動管理】 (5)塩分・水分管理
20巻10号(2014);View Description Hide Description糖尿病透析患者の塩分・水分・体重の管理目標は、非糖尿病透析患者と同じです。塩分摂取量と血糖値の指導が重要となります。 -
【食事・運動管理】 (6)運動療法
20巻10号(2014);View Description Hide Description運動療法は、インスリン作用不足を解消し、合併症の発症・進展を防ぎ、QOL を維持・向上させる際に有用です。 -
【血糖管理】 (1)HbA1cとGA
20巻10号(2014);View Description Hide DescriptionHbA1c は、糖尿病の血糖コントロールにもっとも用いられる指標です。しかし、透析患者では一般的にGA が指標とされます。 -
【血糖管理】 (2)JDSとNGSP
20巻10号(2014);View Description Hide Descriptionわが国では、HbA1c はJDS 値が使用されてきましたが、現在はNGSP 値を用い、6.5%以上を糖尿病型の基準としています。 -
【血糖管理】 (3)透析時の血糖値
20巻10号(2014);View Description Hide Description透析時は、患者が高血糖または低血糖であるかを確認し、透析前随時血糖値180 ~ 200mg/dL 未満を目標とします。 -
【血糖管理】 (4)SMBGとCGM
20巻10号(2014);View Description Hide DescriptionSMBG は、断続的に血糖を自己測定できるシステムです。一方、CGM は、24時間以上、連続的に血糖を測定できます。 -
【血糖管理】 (5)インスリン自己注射の方法
20巻10号(2014);View Description Hide Description患者にインスリンの自己注射を指導する際は、準備から空打ち、部位選択、注射、後片づけまでをしっかり行えるようにします。 -
【血糖管理】 (6)インスリン自己注射の注意点
20巻10号(2014);View Description Hide Descriptionインスリンは、保存時の温度に注意し、投与量を誤った場合は医師に相談します。また、広範囲に注射することを心がけます。 -
【血糖管理】 (7)インスリン療法における患者教育のポイント
20巻10号(2014);View Description Hide Descriptionインスリン療法を指導する際は、患者の思いを受け止め、毎日の生活のなかで自己管理ができるように促すことが大切です。 -
【薬物療法】 (1)インスリン療法の適応
20巻10号(2014);View Description Hide Descriptionインスリン療法の適応には、絶対的適応と相対的適応があります。また、1型糖尿病と2型糖尿病でも適応条件が異なります。 -
【薬物療法】 (2)インスリン製剤の種類
20巻10号(2014);View Description Hide Descriptionインスリン製剤には、ヒトインスリン製剤とインスリンアナログ製剤の2種類があり、さらにそこから5 種類に分けられます。 -
【薬物療法】 (3)インスリン療法
20巻10号(2014);View Description Hide Description使用するインスリンは、1型糖尿病と2型糖尿病で異なります。また、腎不全や透析がインスリンに与える影響も考慮します。 -
【薬物療法】 (4)経口血糖降下薬
20巻10号(2014);View Description Hide Description経口血糖降下薬は、インスリン分泌促進系、インスリン抵抗性改善系、糖吸収・排泄調節系の3つに分類されます。 -
【薬物療法】 (5)透析患者に用いられる経口血糖降下薬
20巻10号(2014);View Description Hide Description透析患者では、DPP-4 阻害薬、ナテグリニドを除く速効型インスリン分泌促進薬、αグルコシダーゼ阻害薬が投与可能です。 -
【薬物療法】 (6)インクレチン関連薬
20巻10号(2014);View Description Hide Descriptionインクレチンは、インスリン分泌促進ホルモンであり、その作用はDPP-4 阻害薬とGLP-1 アナログに応用されています。 -
【合併症管理】 (1)糖尿病網膜症
20巻10号(2014);View Description Hide Description糖尿病網膜症は、糖尿病三大合併症の一つであり、高血糖が原因です。血糖コントロールと定期的な眼科への通院が重要です。 -
【合併症管理】 (2)白内障・緑内障
20巻10号(2014);View Description Hide Description白内障は、眼内の水晶体が混濁して視力が低下する疾患です。また、緑内障は、不可逆性の視野障害を来す疾患です。 -
【合併症管理】 (3)冠動脈疾患
20巻10号(2014);View Description Hide Description透析患者は冠動脈疾患の罹患率が非常に高く、とくに糖尿病患者では多枝病変により治療に難渋するケースが多くみられます。 -
【合併症管理】 (4)脳血管障害
20巻10号(2014);View Description Hide Description糖尿病の増加に伴い、透析患者の脳血管障害は脳梗塞が増加傾向にあります。血圧や血糖値、脂質、体重の管理などが重要です。 -
【合併症管理】 (5)閉塞性動脈硬化症
20巻10号(2014);View Description Hide Description閉塞性動脈硬化症は、血管に動脈硬化が起こり、内腔が著しく狭窄・閉塞して虚血になることにより起こります。 -
【合併症管理】 (6)糖尿病足病変
20巻10号(2014);View Description Hide Description糖尿病足病変は、糖尿病神経障害や末梢血管障害などの足の状況に、生活状況や全身状態、セルフケア状況のリスクが重なり発生します。 -
【合併症管理】 (7)フットケア
20巻10号(2014);View Description Hide Description足病変ハイリスク患者である透析患者においては、アセスメントにより症状を把握し、適切なケアを行う必要があります。 -
【合併症管理】 (8)骨 症
20巻10号(2014);View Description Hide Description糖尿病患者は、骨質の低下や視力障害、足の感覚の鈍化などにより骨折リスクが高く、また、高度な血管石灰化もみられます。 -
【合併症管理】 (9)糖尿病神経障害
20巻10号(2014);View Description Hide Description糖尿病神経障害はインスリン作用不足が誘因であり、知覚鈍麻や自発痛などが特徴です。また、自律神経障害も認められます。 -
【合併症管理】 (10)起立性低血圧
20巻10号(2014);View Description Hide Description起立性低血圧は、臥位から坐位・立位になったときに生じます。糖尿病による自律神経障害やドライウエイト設定が誘因です。 -
【合併症管理】 (11)透析低血圧
20巻10号(2014);View Description Hide Description糖尿病患者における透析低血圧は、自律神経機能障害による循環血液量の減少がおもな誘因であるため、緩慢な除水を心がけます。 -
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連載
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その他
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連載
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【ニッポン全国 施設めぐり旅 透析室からコンニチハ!】 みさと健和クリニック
20巻10号(2014);View Description Hide Descriptionニッポン全国津々浦々にある透析施設から元気な声をお届けします!
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レポート
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第59回日本透析医学会学術集会・総会
20巻10号(2014);View Description Hide Description2014年6月13日(金)~ 15日(日)、神戸国際会議場(神戸市)ほかにて、椿原美治先生(大阪大学大学院)を大会長に第59回日本透析医学会学術集会・総会が開催された。テーマは「考える透析」。日本の透析医療は世界に誇る成績を有しているが、高齢患者や長期透析患者の増加などにより、日々の治療・ケアに頭を悩ませる透析医療従事者も少なくない。そのようななか、改めてこれからの透析医療を見直そうと、約18,000名もの参加者が集った。
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連載
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その他
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追 悼
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故 春木繁一先生を偲んで
20巻10号(2014);View Description Hide Description本誌創刊時より編集委員として、20 年もの長きにわたりご尽力いただいた春木繁一先生が、2014年7月26日(土)午後8時40分、ご逝去されました(享年73 歳)。本誌への多大なるご尽力に感謝を申し上げるとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。
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