消化器外科ナーシング
Volume 13, Issue 4, 2008
Volumes & issues:
-
特集
-
- 新人ナースのための術前術後ケア一問一答
-
新人ナースのための術前術後ケア一問一答
13巻4号(2008);View Description Hide Description消化器外科看護の醍醐味は、何といっても術前術後のケアです。しかし消化器看護とひとくちにいっても、対象となる臓器が多岐にわたるうえ術前術後の慌ただしさに、新人ナースが混乱してしまうことも少なくありません。 そこで「消化器看護とは何ぞや」を知ってもらうべく、一問一答形式で臓器別術前術後ケアを網羅しました。解剖生理で各臓器の特徴がわかったら、術前術後になぜそのようなケアが必要か考えながら読み進めていただければ幸いです。ケアの理由がわかれば、消化器外科看護の面白さが少しずつ見えてくるかも、そんな思いを込めて作った特集です。 -
1 食道のケア一問一答
13巻4号(2008);View Description Hide Description食道がんの手術は、消化器がんの手術のなかで最も難易度の高く侵襲の大きい手術といわれています。当院の標準術式は、頸部・胸部・腹部の操作をする右開胸開腹食道亜全摘・胸骨後胃管再建術で、手術に平均約8 時間1)を要します。したがって、術後合併症の予防と対策のため、術前の注意点や術後の看護ケアを整理しておく必要があります。当院は、2003 年に胸部食道がんに対する右開胸開腹食道亜全摘術のクリニカルパス(以下、パス)を作成し運用しています1)。今回、食道がん患者ケアの一問一答と題し、おもに新人看護師を対象とした食道がん術前術後管理について述べていきます。 -
-
-
-
-
-
新企画
-
- CLOSE-UP PROFESSION 先達に学ぶ
-
CLOSE-UP PROFESSION 先達に学ぶ
13巻4号(2008);View Description Hide Description今や国民病となったがん死削減に向けた打開策として、2007年4 月にがん対策基本法が施行された。08 年3 月ごろまでには、各都道府県ごとのがん医療の現状をふまえた「都道府県がん対策推進計画」の策定が求められている。 長らく日本のがん死亡率最下位だった大阪府も、汚名返上を目指して具体策考案に力を入れている。そのなかで、豊富なアイディアとその実現力で地域がん医療の底上げに貢献するのが、市立豊中病院だ。同院緩和ケアチーム副代表であり、大阪府がん対策推進計画協議会に属する三部会の一つ「がん医療部会」の副部会長でもある林昇甫氏に、精力的な取り組みと今後の展望について伺った。
-
連載
-
-
正しいのはどっち? カラー写真で見る 消化器ケアの○と×
13巻4号(2008);View Description Hide Description「今すぐ対応したほうがいいの?」「このケアで大丈夫かな……」そう思ったことはありませんか? 次の写真を見て何が起こっているのか観察し、A とB の対応で正しいと思うほうを選んでください。観察力はもちろん、対応力や判断力のアップを図りましょう! -
ドクター丸山がいく! 世界の術後食探訪
13巻4号(2008);View Description Hide Descriptionこの世でただ一人の世界術後食研究者である丸山道生先生が、研究の一端を紹介します。術後食をとりまく「楽しい不思議」を、みなさんもぜひ味わってください。 -
-
バッドニュース対応に自信がつく! 看護師のためのSPIKESトレーニングを始めよう!
13巻4号(2008);View Description Hide Description前回、SPIKES の概要として六つの手順それぞれの内容を紹介しました。今回から具体的に、悪い知らせを伝えられる患者さんへの支持を考えていきましょう。毎月一つのシナリオを提示しますので、あなたならどのように対応するか考えてみてください。SPIKESに基づいた悪い例・良い例も参考にしてください。
-