消化器外科ナーシング
Volume 13, Issue 7, 2008
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特集
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- “なるほどイラスト”とカラー写真で学ぶ
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“なるほどイラスト”とカラー写真で学ぶ
13巻7号(2008);View Description Hide Descriptionトラブルを起こさず、傷をきれいに早く治す創管理を身に付けることは外科ナースの必須条件です。特に汚染手術も多い消化器外科領域では、SSI(手術部位感染)の予防・対処法も非常に身近な問題でしょう。この特集では、創管理の基本と感染対策に必須の知識を“ なるほどイラスト” とカラー写真を用いてわかりやすく説明し、それらの基本を病棟ではいかに効果的・効率的に実践できるかの実例を紹介します。通して読むと、創処置の根拠や実施方法が一からわかります。目指せ、創管理のエキスパート! -
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連載
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エキスパート直伝! いつものケアにプラスひとワザ!
13巻7号(2008);View Description Hide Descriptionストーマの術後合併症には、皮膚障害、ストーマ狭窄、ストーマ旁ヘルニアなどが挙げられますが、そのなかで最も多いのが皮膚障害です。臨床の現場でもストーマ周囲皮膚障害のためにケアに難渋するケースが多いのではないでしょうか。ストーマ周囲皮膚障害の原因は、排泄物、粘着剤・皮膚保護剤、機械的刺激、感染、その他(放射線照射、化学療法など)が挙げられます。私たち看護師には、皮膚障害の原因を即座にアセスメントして、的確なケアを選択し、確実に実践する能力が求められます。 今回は、「ストーマ近接部の皮膚障害のケア」のひとワザを紹介します。 -
ドクター丸山がいく! 世界の術後食探訪
13巻7号(2008);View Description Hide Descriptionこの世でただ一人の世界術後食研究者である丸山道生先生が、研究の一端を紹介します。術後食をとりまく「楽しい不思議」を、みなさんもぜひ味わってください。 -
バッドニュース対応に自信がつく! 看護師のためのSPIKESトレーニングを始めよう!
13巻7号(2008);View Description Hide Description前回は、肝臓がんの手術後3 年で再発し、告知を受けた患者さんの思いに共感するシナリオでした。今回は、大腸がん再発に対して化学療法を行っていたが、これ以上治療できないことを告げられた後の患者さんへのかかわりを考えてみましょう。 -
ナースお役立ち 栄養管理のワンポイントレクチャー
13巻7号(2008);View Description Hide Description経腸栄養法や静脈栄養法を離脱し、経口摂取が可能になった場合も患者さんの状態をよく観察し、経口摂取を慎重に進める必要があります。今回は経口摂取開始にあたっての留意点として「摂食・嚥下障害」について一緒に考えてみましょう。 -
投稿
13巻7号(2008);View Description Hide Description肺血栓塞栓症(以下、PTE)は突然死をひき起こしかねない重篤な合併症であり、長時間安静後の初期歩行時に発症しやすいといわれており、2004 年に日本血栓止血学会などで肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドラインが策定された。当病棟は肝・胆・膵外科病棟であり、手術や検査で2 時間以上の安静を強いられる症例に対して、院内ガイドラインに沿って弾性ストッキング装着、術中の間欠的空気圧迫法の実施、早期離床などの対策をとっている。04 年度当院手術患者363 例中2 例にPTE を発症し、そのうち1 例は術後15 日目にPTE を発症した。PTE の原因のほとんどを占める術後の深部静脈血栓症(以下、DVT)は術中および術後早期に高頻度であり、松本ら1)は、術後第1 日までの発症が65%、第3 病日までが22%、第5 病日以降の発症が12%であったと報告している。
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