Volume 14,
Issue 12,
2009
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特集
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従来法との比較で学ぶ ナースが知っ得! 侵襲の少ない整形外科手術
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整形外科看護 14巻12号, 9-9 (2009);
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整形外科看護 14巻12号, 10-16 (2009);
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関節鏡を用いることによって,従来の直視下法では切離されていた腱板の表層にある三角筋を損傷することなく手術が行えます.前後,内外側から操作可能であり,従来の方法では手技的に難しいとされていた後方や深層の詳細な観察や処置が可能となりました.チタン製のアンカーを上腕骨に挿入し断裂腱板を縫合することで,従来法と同等以上の強度が得られるようになりました.
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整形外科看護 14巻12号, 17-24 (2009);
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腰椎椎間板ヘルニアの手術療法では「神経の圧迫をとること」(除圧)が最終目標ですが,主として椎間板ヘルニアをとることで除圧を行う場合,これを「椎間板摘出術」とよんでいます.さらに椎間板摘出術には,腰椎の後方から直視下に行う方法(Love 法)や,顕微鏡を用いて行う方法(MD 法),そして脊椎内視鏡を用いる方法(内視鏡下椎間板摘出術:MED 法)などがあります. MED 法は最初に直径16mm の金属製の筒を腰部に挿入し,すべての手術操作を内視鏡で拡大された画像を見ながら,安全に行うことができます.早期離床,早期社会復帰などのさまざまな利点がMED 法にはありますが,この組織傷害性の少なさ(低侵襲性)こそが,その礎となっています.
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整形外科看護 14巻12号, 25-31 (2009);
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腰部脊柱管狭窄症(以下,LSCS:lumbar spinal canal stenosis)の手術治療は除圧と固定です.除圧のみで治療可能な症例は脊椎内視鏡(MED:microendoscopic discectomy またはdecompression)や棘突起縦切除圧(MILD:muscle-preserving interlaminar decompression)で対応できますが,すべり症や椎間板障害,変性側弯など不安定性のある場合には除圧だけでなく固定が必要となります.それを低侵襲で行うには,専用の器械が必要です. 従来(以下,Open),脊椎を固定するには後正中から大きく外側まで展開し,固定インプラント(椎弓根スクリューやロッド)を挿入していました.その際に背筋を広範囲に挫滅し,出血が多かったり,背部痛などの不定愁訴が残存したりしていました.2005 年から日本でも低侵襲脊椎固定術(以下,MISt:minimally invasive spine stabilization)用の器械がいくつか使えるようになりました.これらを使用することにより,短時間に,出血の少ない,組織(特に背筋)に優しい手術が可能となりました.
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整形外科看護 14巻12号, 33-39 (2009);
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筋肉や腱をできるだけ切ることなく,5 〜 8cm 程度の皮膚切開で人工股関節のインプラントを設置する方法です.当初は従来法の皮切を短縮した手術手技として開発されましたが1),現在ではアプローチを工夫することで,皮切短縮のみではなく,主要な筋肉や腱の切開を行うことなく手術することが可能となっています.
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整形外科看護 14巻12号, 40-47 (2009);
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従来は,皮膚を約15 〜 30cm と大きく切開し,大腿四頭筋を約5 〜 10cm 切開し,膝蓋骨をひっくり返して手術を行っていましたが,本法は,約10cm と小さな皮膚切開で,筋肉の切開も最小限度で,膝蓋骨をひっくり返さず手術する1)方法です.手術侵襲を少なくでき,術後の痛みが少なく2),術後早期よりリハビリテーションが開始でき3),回復も早く4),早く退院できる5)方法です
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整形外科看護 14巻12号, 48-53 (2009);
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従来は,たとえば長さ20cm のプレートを使って骨折を固定するのに,プレートと同じぐらいの長さの皮膚切開をして手術していました.これをプレートの両端に相当する部位にそれぞれ4cm の長さの皮膚切開を置くだけで手術するのがMIPO(minimally invasive plateosteosynthesis)法です.
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教育講座
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病棟ナースにしてほしい 整形外科リハビリテーション
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整形外科看護 14巻12号, 4-8 (2009);
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パスで流れがわかる! 整形外科の周術期ケア
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整形外科看護 14巻12号, 70-75 (2009);
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施設訪問
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編集部がおじゃまします!!
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整形外科看護 14巻12号, 57-60 (2009);
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今回おじゃました松下記念病院は,電器産業が盛んな大阪府の北部にある.電子カルテの運用に,2009 年4 月よりパナソニック製のモバイルパソコンの使用がはじまった.それから半年がたち,電子カルテの運用はどうなったかを中心に,同病院の5 階西病棟を紹介する.
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連載
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あなたの笑顔が見たいから
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整形外科看護 14巻12号, 1-1 (2009);
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整形外科の在宅医療の現場から 退院後の患者さんはどう過ごしてる?
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整形外科看護 14巻12号, 54-56 (2009);
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私のおすすめ本
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整形外科看護 14巻12号, 61-61 (2009);
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NURSING LIFE
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整形外科看護 14巻12号, 62-63 (2009);
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看護師になって外科・整形外科病棟へ配属され、約4 年が経過しました。当初、4 月から2 月までの10 カ月間は整形チームで働いていましたが、チーム交代が行われ、整形チームから外科チームへ異動し働くことになりました。 新しく異動した外科チームでは、ターミナルの患者さんに対するかかわりやストーマケアなどで苦労することが多かったことを覚えています。そして外科チームへ配属されて3 年がたち、再び外科チームから整形チームへの異動となりました。整形チームで初めて受け持った患者さんとのかかわりについて、エピソードを交えて振り返りたいと思います。
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Medical Quiz
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整形外科看護 14巻12号, 64-64 (2009);
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3ステップで学ぶ ナースのための整形外科日帰り手術
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整形外科看護 14巻12号, 65-68 (2009);
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膝関節鏡視下手術は,今日ではとてもポピュラーな手術となりましたが,日帰り手術として取り入れている施設はまだ限られているようです.しかしながら,鏡視下半月板部分切除や鏡視下半月板縫合術については,すでに短期滞在手術として日帰り加算が算定できるようになり,今後,そのノウハウを身につけられれば,けっして導入が困難な術式ではありません. 本連載の今までの記事は主に上肢の手術について述べており,麻酔は上肢の伝達麻酔で可能なものばかりで,独歩には問題が生じないものでした.つまり,リカバリーに時間を要さず,万が一に備えてのベッドもほとんど必要のない術式でした. 今回から数回に分けて,日帰り膝関節鏡視下手術について記します.低侵襲手術のメリットを最大限に生かすための工夫を参考にしてみてください.
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研究発表に役立つ 医学写真ワンポイントアドバイス
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整形外科看護 14巻12号, 69-69 (2009);
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基礎疾患をもつ患者はココがキケン 全身管理ができるナースになろう!
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整形外科看護 14巻12号, 76-80 (2009);
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部位別でわかる 整形外科「要」語集
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整形外科看護 14巻12号, 81-82 (2009);
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Let’s try くふうモノ
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整形外科看護 14巻12号, 83-83 (2009);
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整形外科看護をもっと追究したいあなたへ 文献ナビゲーション
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整形外科看護 14巻12号, 84-85 (2009);
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整形外科の歴史
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整形外科看護 14巻12号, 88-89 (2009);
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総目次
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整形外科看護 14巻12号, 94-99 (2009);
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