Volume 15,
Issue 11,
2010
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目次
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整形外科看護 15巻11号, 1094-1095 (2010);
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特集
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ほしいのはこの知識! 整形外科の薬剤ファイル
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整形外科看護 15巻11号, 1101-1101 (2010);
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整形外科看護 15巻11号, 1102-1108 (2010);
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エコノミー症候群として知られるようになった静脈血栓症は,肺塞栓を併発すると重篤となりうる.以前は,わが国では欧米と比べ,深部静脈血栓症(deep venous thrombosis:以下,DVT)や肺血栓塞栓症(pulmonary thromboembolism:以下,PE)は発生の頻度が低いと考えられていたが,近年生活習慣や食生活の欧米化の影響もあるためか,静脈血栓塞栓症(venousthromboembolism:以下,VTE)*の症例が多く報告され,わが国の頻度も同様にある可能性が示されてきた. DVT 発生に関与する因子は,ウィルヒョー(Virchow)が提唱した①血流停滞,②血液凝固能亢進,③血管内壁の損傷の3 徴である.全身麻酔下の長時間手術では,とくに四肢末梢の血流停滞があり,血液凝固能の亢進による血栓症が起きやすいと考えて対処しなければならない.
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整形外科看護 15巻11号, 1109-1115 (2010);
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整形外科領域の清潔手術においてSSI(surgicalsite infection:手術部位感染)の原因となる菌は,原則として皮膚に常在する菌が中心である.すなわち黄色ブドウ球菌か表皮ブドウ球菌であり1-3),周術期に使用される抗菌薬はセフェム系か4-6),ペニシリン系のβラクタム系の薬剤となる.また,周術期に用いられる抗菌薬には安全性,術中の汚染菌に対する感受性,殺菌性,組織移行性,安価であることなどが求められる. 抗菌薬とは,抗生物質と化学療法剤の総称である.ここでは整形外科領域の周術期に使用される抗菌薬について説明する6-9).
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整形外科看護 15巻11号, 1116-1120 (2010);
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直後の患者が入るICU(集中治療室)においては,言動の異状を呈する患者が,しばしばみられる.これらの患者では,患者が必要な指示に従えない状態であり,その身体面の看護・ケアがきわめて困難となる.患者の安全管理においても,ベッドからの転落や転倒,さらには点滴ルートの自己抜去など,多くの危険を伴うことが多い.また,夜間帯の不眠も身体面の回復へ悪影響を与え,何より患者自身の大きな苦痛の原因となっていることが多い.これらの面から,不眠・不穏への早期の適切な対応が必要になってくる.
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整形外科看護 15巻11号, 1121-1125 (2010);
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術後の疼痛に対して用いられる鎮痛薬の種類は,大ざっぱに麻薬性鎮痛薬(オピオイド鎮痛薬)と非麻薬性鎮痛薬(非オピオイド鎮痛薬)に分類される.非麻薬性鎮痛薬は,アスピリンやアセトアミノフェンに代表される解熱鎮痛薬のことで,非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)とよばれる.麻薬性鎮痛薬は,モルヒネやコデインに代表される,いわゆる麻薬のことである.疼痛の管理には,さらに局所麻酔薬による神経ブロックがある.その特徴,使用方法,副作用,注意点を述べる.
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整形外科看護 15巻11号, 1126-1134 (2010);
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消炎鎮痛薬には,ステロイドと非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)がある.整形外科においては両者ともよく使用するが, ここではNSAIDs のみについて述べる. 薬は剤形の違いから,経口剤,坐剤,経皮用剤,注射剤に,また経口剤では腸用剤やプロドラッグなどに分けられる1,2)(表1).成分による違いからは,酸性(ジクロフェナクナトリウムやロルノキシカムなど大部分がこれにあたる),中性(セレコキシブなど),塩基性(チアラミド塩酸塩など)に大別され,酸性ではサリチル酸系,アントラニル酸系,アリール酢酸系,プロピオン酸系,オキシカム系に分類される2).塩基性薬剤は副作用が少ないものの鎮痛効果が弱いために,整形外科領域において用いることは少ない. 最近,経口剤では胃腸障害を減弱させるために,プロドラッグ(吸収前には活性がなく,吸収されてから肝臓などで活性型に代謝される薬物)やCOX-2 阻害薬などの工夫がなされている2).
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整形外科看護 15巻11号, 1135-1140 (2010);
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近年,関節リウマチ(rheumatoid arthritis:以下,RA)の治療は新規薬剤の登場によって大きく変革している.とくに1999 年に本邦に導入されたメトトレキサート(MTX,リウマトレックスR)や,2003 年以後の生物学的製剤(4 剤)により,強力な抗炎症が得られ,RA の早期における関節破壊の進行阻止も可能になった.そのため早期診断,早期抗リウマチ薬の使用が推奨される新たなリウマチ治療体系ができあがった. 新しいRA 治療体系は2002 年に改訂された米国リウマチ学会(ACR)による治療ガイドライン1)を基にしている.その基本は早期診断,早期治療にある.薬物療法の進め方は従来と違って,進行が予測される患者に対しては,より早期に,より強い薬を使用する.とくにMTXがRA 治療のアンカードラッグに位置づけられ,生物学的製剤が関節破壊の進行を阻止できる可能性を期待されている.
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整形外科看護 15巻11号, 1141-1146 (2010);
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骨粗鬆症は健康に大きく影響を及ぼす疾患の一つで,骨折のリスクファクターとしても知られている.とくに高齢者に多い大腿骨頚部骨折や脊椎圧迫骨折は骨粗鬆症に関連した骨折であり,高齢者の日常生活動作(ADL)能力に大きく影響し,介護や医療費などの問題につながる.本稿では,その骨粗鬆症の治療薬について主要なものをいくつか取り上げながら,骨粗鬆症の基本と治療について解説する.
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整形外科看護 15巻11号, 1148-1149 (2010);
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整形外科看護 15巻11号, 1150-1151 (2010);
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変形性関節症(osteoarthrosis:以下,OA)や関節リウマチ(rheumatoid arthritis:以下,RA)は,関節痛をきたす代表的疾患である.ヒアルロン酸ナトリウムは,OA やRA に伴う関節炎や軟骨損傷に対する関節内注射製剤(ヒアルロン酸ナトリウム製剤:以下,HA 製剤)として用いる※.
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整形外科看護 15巻11号, 1152-1156 (2010);
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悪性腫瘍に対する薬物療法は,ほかの疾患に対する薬物療法といくつか異なる点がある.がん細胞と正常細胞の生物学的・生化学的差異が小さいため,薬剤のがん細胞に対する選択毒性が低い.そのため有効な治療域が狭く毒性域と接しており,しばしば副作用が強く現れる.また多剤を併用するプロトコールも多く使用されているため,多剤を併用してもトータルとして過量とならないように注意を要する.さらに各薬剤の副作用が同時に出現する可能性もあり,個々の副作用に関して経時的な観察がより重要となる. ここでは整形外科領域における悪性腫瘍(おもに肉腫)に対して使用するおもな5 種類の薬剤に関して,その特徴,使用方法,副作用などを紹介する.
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整形外科看護 15巻11号, 1158-1159 (2010);
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特集2
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関節リウマチ看護のきほん② やりがいとケアのポイント
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整形外科看護 15巻11号, 1177-1177 (2010);
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整形外科看護 15巻11号, 1178-1180 (2010);
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関節リウマチ(rheumatoid arthritis:以下,RA)の患者は,疾患による痛みや動作の不自由さ,疾患の進行や将来への不安など,多くの問題を抱えています.このようななかで,患者が日常生活をより快適に,前向きに暮らすためには,以下のようなセルフコントロールの心構えをもつことが大切です.① 自分の疾患について正しい知識をもつ.自分の疾患の状態を知る.② 日常生活でしてもよいこと,悪いことを知り,適切に行動し,前向きに暮らしていく.③医療機関や周囲の社会と良好な関係を保つ.
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整形外科看護 15巻11号, 1181-1188 (2010);
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施設訪問
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編集部がおじゃまします!!
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整形外科看護 15巻11号, 1096-1099 (2010);
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教育講座
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見直そう! 整形外科の看護技術
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整形外科看護 15巻11号, 1160-1164 (2010);
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整形外科疾患の保存療法 手術入院までどんな治療を受けてきたのか?
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整形外科看護 15巻11号, 1189-1193 (2010);
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連載
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あなたの笑顔が見たいから
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整形外科看護 15巻11号, 1093-1093 (2010);
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Let’s try くふうモノ
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整形外科看護 15巻11号, 1100-1100 (2010);
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私のおすすめ本
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整形外科看護 15巻11号, 1167-1167 (2010);
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らくらく♪ 美医食同源さおりレシピ
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整形外科看護 15巻11号, 1168-1168 (2010);
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メディクロ Medical Crrossword Puzzle
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整形外科看護 15巻11号, 1169-1169 (2010);
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整形外科ナースのための お悩み相談室
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整形外科看護 15巻11号, 1194-1196 (2010);
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病院図書館司書が教える 看護文献検索の技
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整形外科看護 15巻11号, 1197-1199 (2010);
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リストを見ると雑誌に掲載されている論文でした.図書室の膨大な資料のなかで,数ページの雑誌の論文を探すというと,果てしない作業に思えるかもしれません.ただ,前回の図書の場合と同じく,探すコツを覚えれば,どこの図書館でも,どんな論文でも,効率よく探すことができます.
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整形外科の歴史
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整形外科看護 15巻11号, 1200-1201 (2010);
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