糖尿病ケア

Volume 5, Issue 2, 2008
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特集 明日から患者指導で使える健康行動理論
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明日から患者指導で使える健康行動理論
5巻2号(2008);View Description
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糖尿病の療養生活では、食事療法や運動療法などで患者さんに心理的ストレスを与えることも多く、バーンアウトしてしまう患者さんも少なくありません。そのようなとき、医療スタッフがいかに患者さんを理解して援助できるかということが、その後の療養生活継続の道しるべとなります。今回の特集では「健康行動理論」をテーマに、患者さんへのさまざまなアプローチの方法を紹介しています。「健康行動理論」というと少し難しい響きに聞こえますが、はじめに総論で健康行動理論とはどのようなものか、その全体像を解説します。次に、健康行動理論を用いた実践的な働きかけの方法について、成功例・失敗例をあげてわかりやすく説明します。患者さんは、年齢や病態の程度がそれぞれ異なるように、人柄や考え方、立場、価値観もさまざまです。なかには、インスリン注射をどうしても拒絶する患者さんもいれば、何度働きかけを行っても療法が守れない患者さんもいます。糖尿病においては、患者さん自身が継続して治療を続けることが何よりも大切ですが、医療スタッフが決まりきった指導の仕方に固執していては、患者さんは納得して治療に取り組むことができません。それぞれの患者さんに応じた理論をたくさん知り、適した方法でアプローチしていくことこそが、医療スタッフの役割といえるのではないでしょうか。医療スタッフが健康行動理論を理解することで、患者さんの状態を整理してとらえることができます。また、それをケアに活かすことで、患者さんとのよりよい関係構築にもつながることでしょう。健康行動理論を活かして、良好な療養生活に導く療養指導をしてみませんか? -
患者指導に役立つ健康行動理論
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糖尿病の療養生活は、患者さんが自ら実践する行動です。主役は患者さんであって、医療者はその支援者であることを忘れてはいけません。患者さんが今までの生活から療養生活へ変容するためには、知識と技術、そして意欲が必要です(図1)。したがって、従来からの知識伝達を中心とした患者指導だけでは、療養生活が行き詰まるのは当然のことといえるでしょう。そこで医療者には、患者さんの意欲を引き出す技量が要求されます。その際に、行動科学を応用した健康行動理論(行動療法)の理解が役立ちます。本稿では、その行動療法を概説します。 - 明日からできる! 健康行動理論を用いた患者指導
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連載
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当院は雪国に位置しており、特に冬は寒くて外出がおっくうです。かといって、ストレッチのような室内でできる運動だけでは、患者さんはなかなか満足のいく運動ができないのが現状です。こんなとき、どのような運動が効果的ですか?
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