泌尿器ケア
Volume 13, Issue 3, 2008
Volumes & issues:
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特集
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- 今さら聞けない 泌尿器科の疑問・質問大特集
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1 排尿機能についての疑問・質問
13巻3号(2008);View Description Hide Description低圧で蓄尿・排尿することの何が重要なのですか?この膀胱の機能はすごいことなのですか? -
2 泌尿器科疾患・治療についての疑問・質問
13巻3号(2008);View Description Hide Description泌尿器科はなぜ男性患者の方が多いのですか?男性の方が,泌尿器科疾患にかかりやすいのですか? -
3 カテーテル管理についての疑問・質問(1) 主に尿道カテーテルについて
13巻3号(2008);View Description Hide Descriptionなぜ尿道カテーテルを挿入するのですか?どのようなときにカテーテルを挿入するのですか? -
4 カテーテル管理についての疑問・質問(2) 主に腎瘻・膀胱瘻カテーテルについて
13巻3号(2008);View Description Hide Descriptionなぜ尿道カテーテルではなく,皮膚に穴を開けてまで腎瘻を造設するのですか? -
5 泌尿器科検査についての疑問・質問
13巻3号(2008);View Description Hide Descriptionスクリーニングってどういう意味ですか?泌尿器科のスクリーニングにはどんなものがありますか? -
6 泌尿器科で用いる薬についての疑問・質問
13巻3号(2008);View Description Hide Description泌尿器科で使用される代表的な抗癌剤について特徴・注意事項を教えてください. -
7 CIC・ストーマケアについての疑問・質問
13巻3号(2008);View Description Hide DescriptionCIC をしたときに尿混濁があったら,どうすればよいですか?
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巻頭言
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褥瘡対策は看護から医療,そして医療・介護チームへ
13巻3号(2008);View Description Hide Description「褥瘡は看護の恥」という言葉のもと,褥瘡予防・管理は看護が長年孤軍奮闘してきましたが,十分な成果を挙げることができませんでした.しかし,平成14 年に褥瘡対策未実施減算が導入されて以降,褥瘡対策は医師・看護師などで構成される医療チームで実施することが普及し,個々の専門性の結集によって褥瘡有病率は減少できることが明らかになりました.
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誌内雑誌
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- 排尿ケア
- 特集 排尿ケアケーススタディ 排尿日誌のアセスメントを学ぼう!
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排尿日誌を活用した夜間頻尿の患者さんへのケア
13巻3号(2008);View Description Hide DescriptionT さん(男性・64 歳)は,5 年前より前立腺肥大症として外来で薬物療法を受けていました. ところが,今年の2 月に受診の際,ここ数ヵ月,夜間の排尿回数が3 〜 4 回に増えてとても困っていると訴えられました.そこで,排尿日誌を記録していただくことにしました. - 目からウロコ情報局
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前立腺癌治療の目からウロコ 放射線をあてても癌は生きている
13巻3号(2008);View Description Hide Description近年,血清PSA 値の測定の普及により,前立腺癌が多く発見されるようになってきました.前立腺癌の治療は大きく3 つに分けられます. - 排尿ケアつれづれ日記
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自転車に乗ったり,歩いたり
13巻3号(2008);View Description Hide Description1 年間がんばられたみなさん,ご苦労様でした.1 年を振り返る暇もなく日々お仕事で大変であった方も多いでしょう.私もいろいろあった1 年でしたが,一番大きな出来事は車生活から脱却したことです.自転車に乗ったり,歩いたり,これは社会を見る目線が大きく変わりました.また,自ら健康について考えるようになりました.体重,体脂肪率を毎日測定するようになり,6 階にある病棟には必ず階段を使っています.移動手段もタクシーを使わず電車,バスを利用します.食事は長距離を自転車走行する場合は別ですが,炭水化物の摂取を控え,インスリンが急激に出ない食事を心がけています.さらに出張時の宿泊ホテルでは必ずジムに行くようになりました.
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連載
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- 泌尿器科最新トピックス
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前立腺全摘除術後の電気刺激療法
13巻3号(2008);View Description Hide Description前立腺全摘除術による代表的な合併症の一つに尿失禁があります.尿失禁は尿道カテーテル抜去直後から出現し,術後の生活の質(QOL)を低下させます.手術前に十分に説明を受け,尿失禁が出現するかもしれないことを頭のなかでは理解していたとしても,実際に自分のこととなるととまどってしまい,精神的なショックを受けて退院が延期となる患者さんも見受けられます. - Female Urology 女性泌尿器科疾患FILE
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膀胱炎
13巻3号(2008);View Description Hide Description膀胱炎には急性膀胱炎と慢性膀胱炎とがあります.急性膀胱炎は,女性が一生のうちに一度は経験するほど頻度が高く,泌尿器科の初診外来でも約10%を占めるほどです. 慢性膀胱炎は,結核性膀胱炎,放射線性膀胱炎,薬剤性膀胱炎などが有名ですが,最近になって間質性膀胱炎も多く存在することが気付かれるようになりました.今回は急性膀胱炎と,慢性膀胱炎のなかの間質性膀胱炎を取り上げて解説したいと思います. - 質問BOX
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フェンタニルパッチの貼付部位について
13巻3号(2008);View Description Hide Description癌性疼痛に用いるフェンタニルパッチですが,貼付部位によって効果に差はないのでしょうか? どのように貼付部位を決めればよいのでしょうか. - 患者さんにはヒントがいっぱい!
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ケースでわかる 排尿アセスメントのポイント
13巻3号(2008);View Description Hide Description63 歳,女性,主婦.同居している次男の子ども(8 歳,6 歳)の母親代わりをしている.既往歴 と現病の詳細:出産2 回.子宮筋腫で単純腹式子宮摘出術の既往(45 歳) - シーン別 泌尿器ケアのトラブル対応
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膀胱瘻カテーテルが抜けてしまった!
13巻3号(2008);View Description Hide Description60 歳のY さん(男性)は,外傷性脊髄損傷にて膀胱瘻カテーテルを留置されています.Y さんの家族から,家で急に膀胱瘻カテーテルが抜けてしまったと泌尿器科外来へ電話がありました. - 私のCIC 日記
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祖母とのドライブと「彼」との出会い
13巻3号(2008);View Description Hide Description今回は第36 回の続きに戻って,退院後に愛車でドライブをしたお話をします.退院後,週末になると私の運転でいろいろなところをドライブしました.まず,一番の思い出である教習所へ行き,先生の顔や注意されたことを思い出しながら教習中に走ったところを運転したのを覚えています.そして母校や自分の通院している病院などに行ってみて運転の練習をしました.私はバックが苦手で,よく父に怒られたのを思い出します. - おもしろ看護泌尿器科学
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病院機能評価
13巻3号(2008);View Description Hide Descriptionウロ子:今度,友だちとゴージャスなレストランに行こうって約束したんだけど,センセイ,どこかステキなお店,知らない?ネモト先生:うーん,そう聞かれると自信がないなぁ.ウロ子:いつだか新聞に載ってた三ツ星のついたお店はどうかしら?ネモト先生:ミシュランガイドに載ったレストランのことだね.ウロ子:覆面調査で極秘にチェックして,格付けするんでしょ.ネモト先生:ミシュランは,フランスで自動車のタイヤを作ってる会社なんだよ.ウロ子:あら,タイヤの会社の名前なの?ネモト先生:1900 年に自動車の運転手向けにガソリンスタンドや修理工場のガイド本を作ったのが最初なんだ.ウロ子:それが,ホテルやレストランの格付けをして有名になったのね.ネモト先生:そういえば,最近は病院の格付けもブームだね.ウロ子:手術数のランク付けや,治療成績のランク付けが新聞に載ってるわね.ネモト先生:病院の場合は,ランク付けよりも,きちんとした標準の条件が整ってるかどうかが大事なんだ.ウロ子:うちの病院が受けた“ 病院機能評価”のことね.ネモト先生:1995 年に始まって,病院機能評価の認定を受けた病院が2400 ぐらいあるよ.今,日本には病院が約9000 あるので,4 分の1 が認定されたことになるね. - 排尿アセスメントの強い味方! ブラッダースキャン使いこなし術
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膀胱容量や残尿量の各測定法の長所・短所
13巻3号(2008);View Description Hide Description第1 回で膀胱容量,残尿量の基礎知識を,第2 回でブラッダースキャンの概要を説明してきました.さて第3 回の今回は,基礎知識編の最後として,膀胱容量の各種測定法の長所・短所を比較してみたいと思います.便利なブラッダースキャンも決して万能なツールではないので,他の計測法が優れている場合もあることを理解してください. - ウロ・ナースのためのカウンセリング入門
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自己肯定感
13巻3号(2008);View Description Hide Descriptionナースのための毎月1 回のカウンセリングの日です.患者さんやプリセプティに対する自分自身のかかわりを検討するためにということで,P さんは毎月面接にいらっしゃいます.
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看護研究
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バリアンス評価のためのアセスメントツールの検討 経尿道的膀胱腫瘍切除術版での考察
13巻3号(2008);View Description Hide Descriptionクリニカルパスはエビデンスに基づいて作成され,チーム医療において活用されている.しかし,実際クリニカルパスを使用するとケアの根拠や方法などを自分で考えなくなってしまうということも指摘されている.新人ナースや初めてクリニカルパスを使用するスタッフがいる場合は,術後の経過やケアの根拠を学ぶためにクリニカルパスのアセスメントツール(以下,アセスメントツール)を用いるとよいとされている.アセスメントツールは,日本語では病態関連図と言われ,学生のときに作成したようなものである.しかし複数の診療科の患者さんのケアを担当する混合病棟では,一目瞭然に経過とともに正常・異常の判断ができるものが必要だと考えた.そこで,混合科である当病棟では,ばらつきのあるケアの標準化,質の向上を目的にアセスメントツールを作成した(図1).また,以前からバリアンス評価は日々行ってきたが,観察項目をチェックするだけでバリアンス評価を行おうとしており,その現象が何を示しているのかを考えていない傾向がみられた.そこで,その症状が起こっている原因を考え,それが異常なのか,経過観察でいいのかを確認しながら評価できるようにアセスメントツールを作成し,バリアンス評価にどのように活用できたかをアンケート形式で調査した.今回は経尿道的膀胱腫瘍切除術におけるクリニカルパスのアセスメントツールの効果について報告する.
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