ナーシングビジネス
Volume 3, Issue 3, 2009
Volumes & issues:
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FEATURE
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- 看護職の役割拡大へのレディネス 医療崩壊を阻止できるか
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日本学術会議提言を読み解く
3巻3号(2009);View Description Hide Description2008年8月28日、日本学術会議は提言「看護職の役割拡大が安全と安心の医療を支える」を発表した。この提言は看護学分科会(南裕子委員長)が原案を作成し、上位の委員会を経て検討され、提言として発表されたものである。看護学分科会の委員としてこの提言の作成に関わった立場から、考えを述べる。 -
臨床現場における看護師業務の変化
3巻3号(2009);View Description Hide Description京都大学医学部附属病院では、看護師の業務拡大を実現させるため、2008年1月から「静脈注射・輸液管理技能認定研修」(IVナース認定研修)をスタート。これに伴い、現場ではさまざまな取り組みを行ってきた。開始から約1年経った現在、その取り組みによる変化や新たに生じた課題などを、副看護部長の秋山智弥さんに伺った。 -
看護師が自律して働く環境をつくりたい
3巻3号(2009);View Description Hide Description医療崩壊を打開するための方策として看護職の役割拡大への期待が高まるなか、制度整備に先駆けてナースプラクティショナー(NP)の養成がスタートしている。そこで目指すNP像と、NPが活躍するための環境をどう整備するかなど、これからの見通しについてお話を伺った。 -
ナースプラクティショナーへの期待と果たすべき役割
3巻3号(2009);View Description Hide Descriptionアメリカで新生児集中治療専門のナースプラクティショナー(NNP)として働く立場から、その役割と日本でのNP導入についての考えを紹介する -
「看護職の役割拡大」あなたはどう思いますか?
3巻3号(2009);View Description Hide Descriptionこれまで見てきたように、看護職の役割拡大については、さまざまな視点から、「患者のための医療」を軸とした議論が続いています。では、当事者である臨床現場の看護師さんたちは、「看護職の役割拡大」について、どんな思いを持って働いていらっしゃるのでしょうか。ナーシングビジネス編集室では、2008年11月7.13日の間に「看護職の業務拡大」に関する意識アンケートを行いました。有効回答数は252。今後のさらなる検討の際、参考にしていただければ幸いです。
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TOPICS
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病院全体で取り組む接遇教育
3巻3号(2009);View Description Hide Description大阪市にある淀川キリスト教病院では、看護部内に限らず、医師をはじめ病院スタッフ全員を対象に接遇教育を行っている。医務部、看護部、コメディカル部、事務部とすべて一律に接遇教育を行うその背景には、患者満足・顧客満足を向上させるという目的のほか、患者のクレームから自分自身やスタッフを守るという一面もあるという。接遇教育に携わっている方々にお話を聞いた
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VOICE・MESSAGE
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MANAGEMENT
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- 看護師長業務改革
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職場のリスク感性をどのように育んでいますか— 5S活動を基盤とした現場主導型の取り組み —
3巻3号(2009);View Description Hide Description福島赤十字病院(359床)では、2004年より看護部で5S活動を本格的に導入。その後、いつの間にか職場から「わかっているけれど、無理です」という声がなくなり、スタッフの自主性とリスク感性が飛躍的に向上しているという。その取り組み内容についてうかがった。
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RESOURCE
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- 戦略的人材育成
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個人目標と組織目標のマッチングにより、モチベーションアップを図る—“外来看護”の実現を目指した実践計画 —
3巻3号(2009);View Description Hide Description「外来では煩雑な業務に追われ、なかなか患者さんに関われない。達成感も得られない」。こうした外来看護師たちの意識を変え、在宅療養の支援という、外来看護本来の姿を取り戻そうという試みが、半田市立半田病院で行われている。目指すは看護師一人ひとりのモチベーション強化とそれによる看護の質向上。そのためには個々人の目標が外来目標とマッチングしている必要があると、看護の実践計画を練り直した。その取り組みを紹介する。
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COLLABORATION
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- 地域連携
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疾病管理看護師が連携パスを支える─ 地域における心疾患の再発防止へ ─
3巻3号(2009);View Description Hide Description地域連携パスには、多職種が情報を共有し、協業して治療が進められるという大きなメリットがある。国立病院機構呉医療センター・中国がんセンターでは、急性心筋梗塞の地域連携パスの最上段に、到達目標とその達成度を記載することで、管理目標を明確化した。その目標に向けて疾病管理の中心役を担うのは、「疾病管理看護師」として任命された5 人の若手看護師である。地域医療の質の向上を図る疾病管理(Disease Management:DM)の先駆け的なモデルとしても注目を集めている。
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LECTURE
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- ナースのためのMBA講座
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- 管理職ナースの目標管理と目標設定
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- 診療報酬を身近なものに
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- ISO9001入門 最終回
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- 今月の数字 数字から医療政策を学ぼう
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19.2日 平均在院日数
3巻3号(2009);View Description Hide Description多くの看護師の皆さんは勤務先の病院の中で、「今月の平均在院日数は前月よりも伸びていました。平均在院日数を短くするように努力しましょう」などと言われているのではないでしょうか。2006年には日本の一般病床の平均在院日数は19.2日になりました。昨今、平均在院日数については短いことが良いことであるというのが一つの標準的な価値観のようです。このことは、2003年度にDPC(Diagnosis Procedure Combination、診断群分類)分類に基づく支払方式が診療報酬制度に導入されて以降、一層顕著になったように思います。ここでは、あらためて平均在院日数や関連する指標の概況、その短縮の理由、看護師の業務と病院の収益に与える影響について考えてみます。 - 実践的判例よみこなし術
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LIFE
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- 生理学の目
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COLUMN
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- 看護職副院長リレートーク
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- やる気の出るひと言
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- 男副看護部長日記
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- Review Now 看護・経済・社会
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- 経営の心理学
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意識改革のために理解すること— 組織文化とは何か —
3巻3号(2009);View Description Hide Description社会環境の変化とともに、組織に要求されるものも変わります。たとえば、昔は事務的処理を淡々とこなしてさえいればよかった役所等の公的機関も、今では、利用者の利便性の向上や顧客サービスの改善など、民間企業レベルの対応を求められています。そのためには、組織レベルでの意識改革が必要になります。しかし、長年染みついた今までのやり方、考え方を変えるのは、そう簡単にはいかないようです。では、そのためにはまず、何を理解するべきなのでしょうか?今回はその鍵になる〈組織文化〉についてご紹介します。
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UP-TO-DATE
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- 国内ニュース
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「安心と希望の医療確保ビジョン」と看護に求められること
3巻3号(2009);View Description Hide Description2008(平成20)年1月7日に始まった「安心と希望の医療確保ビジョン」の会議が、4月までにヒアリングを終え、6月に報告書が出された。それに続き、医療確保ビジョンを具体化させて次年度予算に反映させるため、同年7月17日に「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会が開始され、8月末までに7回の会議を開催し、9月に中間とりまとめを報告した。今回はこれらの概要を解説するとともに、看護に関連する事項も多く盛り込まれていることから、看護のあり方を考えていく。 - 国外ニュース
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メキシコの看護教育における社会奉仕実習(4)— ハリケーンによる被害と社会奉仕実習生 —
3巻3号(2009);View Description Hide Description約3年前の2005年10月初旬に中米大陸を襲ったハリケーン・スタンは、連日の大雨により、洪水や大規模な土砂災害をもたらした。メキシコのタパチュラ市では7,500軒余りの家屋が被災し、2万7,000人余りが避難所へ(被災1週間後)、約10万人に約1カ月間の食糧支援が行われる事態となった。社会奉仕実習生は、この被害からどのようなことを学んだのだろうか。
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REPORT
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医療現場に短時間正職員制度の普及を
3巻3号(2009);View Description Hide Description2008年12月6日、ベルサール原宿(東京)を会場に、.日本看護協会と.全日本病院協会の共催で開かれた衛星通信による院長・事務長・看護部長合同研修会「医療従事者に選ばれる職場づくり」の内容を紹介する。 -
患者・市民とともに築く医療安全のかたちを考える
3巻3号(2009);View Description Hide Description2008年11月22〜24日の3日間、東京ビッグサイトにて第3回医療の質・安全学会学術集会が開催された。メインテーマを「知の結集と実践の革新」とし、最終日には公開フォーラム“いのちをまもるパートナーズ”が行われた。ここでは、その模様を報告する。
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