プロフェッショナルがんナーシング
Volume 1, Issue 3, 2011
Volumes & issues:
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目次
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治療に伴う看護特集
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3.「制吐薬適正使用ガイドライン」アルゴリズムの解説
1巻3号(2011);View Description Hide Descriptionがん薬物療法によってもたらされる悪心・嘔吐対策の目的は、対症的なものではなく、予防です。いちど悪心・嘔吐を経験してしまうとそれが予期性悪心・嘔吐の原因となってしまい、それ以降の制吐処置が難しくなることがあるからです。したがって、初回投与の時点から悪心・嘔吐を経験させないことが重要であり、その手段の一つとして十分な効果が期待できる制吐療法を行なう必要があります。制吐療法を効果的に行うためのポイントは、制吐薬を抗がん剤投与前から開始することと、必要な期間継続することです。経口剤の場合、適切な時間に内服できていないと十分な効果が得られず「吐き気止めは効かない」という認識を植え付け、予期性悪心・嘔吐につながりかねないため、あらかじめ患者教育しておくことも重要です。以下の1 ~ 6 が、「制吐薬適正使用ガイドライン」アルゴリズムの概要です。この稿では、このアルゴリズムについて詳しくみていきます。 -
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緩和ケア特集
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【骨転移に対する緩和治療】 7.ビスホスホネート
1巻3号(2011);View Description Hide Descriptionすべての骨転移は骨溶解が生じており、そこでは破骨細胞が主たる役割を担っていると考えられています。その骨転移に対し、ビスホスホネート療法は病的骨折や脊髄圧迫などの骨関連事象(SRE;skeletalrelatedevent)を抑制し、日本でもスタンダードな骨転移治療薬といえます。本稿では、骨転移治療におけるビスホスホネート(ビスホスホン酸:bisphosphonate;BP)と、そのなかで骨への選択性が高く、きわめて強い骨吸収抑制作用を有するゾレドロン酸(ゾレドロネート)について述べます。 -
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視野を広げる特集
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9.がん治療において使いやすい口腔ケアの商品
1巻3号(2011);View Description Hide Description私たちは、がん治療における口腔ケアを、がん支持療法の重要なものと考え、チーム医療にしっかりと歯科の役割を位置づけました。こうした口腔ケアを通して、安心して使える商品を、(株)サンスターと静岡県立静岡がんセンターで共同開発しました。ここでは、その商品の特徴と、がんの臨床でぜひ使ってもらいたい状況を解説します。 -
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