ペリネイタルケア
周産期医療に携わる助産師・看護師・医師のために、毎月最新のトピックスをお届けする専門誌
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【講座:臨床現場での悩みに産科医がお答えします 先生、こんな時どうしたらいいですか? 第8回】新型コロナウイルス感染症を発症した母親が出産した場合、母子分離すべきでしょうか?
43, 2(2024);View Description Hide Description
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【エッセー・読み物:Roots~今、ここにいる理由(わけ)~ 第85回】 与えられた出会いを最大限に活かして
43, 2(2024);View Description Hide Description
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特集 【開業助産師の内診技術と分娩アセスメント 陣痛、Bishopスコア、回旋、全身もしっかり評価!介入のタイミングを逃さない!】
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開業助産師の内診技術と分娩アセスメント 陣痛、Bishopスコア、回旋、全身もしっかり評価!介入のタイミングを逃さない!
43, 2(2024);View Description Hide Description -
【アセスメント】 01 妊娠期からの分娩準備
43, 2(2024);View Description Hide Description助産師は、分娩が異常にならないように妊娠中から妊婦の生活全般において、予防的観点をもって関わります。継続的に妊婦の日々の健康を保ち、ナビゲートする存在です。そして、人の健康の基本は「食事」「睡眠」「運動」です。妊娠期の保健指導においても、この3 つの項目を基本に、妊婦の身体的状況や生活、そして社会的背景などをみながら、妊婦とともに改善を進めていきます。最近の若い女性の生活実態からは、妊娠期における健康の予防的な視点が大変重要だと考えます。今回は筆者が助産院で実践しているケアの内容から、「食事」「睡眠」「運動」を基本として、妊娠期の生活を支援する上での着眼点をお伝えしたいと思います。 -
【アセスメント】 02 陣痛(陣痛発来、痛みの強さ)
43, 2(2024);View Description Hide Description分娩進行が止まったときは産婦の置かれた環境を見直す! 妊娠期において、妊婦“健康”診査は、妊娠中に“健康”であるかどうかを定期的に確認するための診察です。症状が出る前に、また、現在ある症状が次の妊婦健診ではなくなるように、妊婦自身が日常生活を健康的に過ごすことに着目しています。 一方、分娩において、応急処置以外の医療行為が行えない助産院や自宅での出産の場合、異常が出現する手前の対応が必要です。私たち助産師は学生の頃から、分娩進行が進まない場合、「分娩の3 要素」(娩出力、産道、胎児およびその付属物)を根拠として、身体機能のどこに“異常”があるかということに視点を置き、アセスメントしてきました。しかし、“胎児や産婦に明確な異常はないが分娩が進まない”という場面に直面したこともあったと思います。その場合、妊婦さんの力を最大限に発揮できるよう、お産に集中できる環境を整えることも必要です。 -
【アセスメント】 03 バイタルサイン(呼吸、体温、脈拍、血圧、意識など)
43, 2(2024);View Description Hide Description分娩進行中、産婦を見て声を聴いて身体に触れる機会はたくさんあると思います。自分の五感、時には第六感も大切にします。「なんとなくおかしい」と思ったときは、そのままにせず、仲間に思ったことを口に出してみましょう。そのツールの1 つとしてバイタルサインは重要です。客観的なデータとして、測定したり注意深く見たりしていくことが異常の早期発見につながります。 -
【アセスメント】 04 分泌物(量・性状・色調・臭気、出血)
43, 2(2024);View Description Hide Description分泌物では、量・性状・色調・臭気、出血の状況と変化について、五感を駆使して観て/診て、判断することが重要です。 -
【アセスメント】 05 内診所見のアセスメント(Bishop スコア、胎胞、破水、産瘤)
43, 2(2024);View Description Hide Description分娩進行で何を診断したいから内診をするのか、目的を明確にして実施することが大切です。内診の目的は、「胎児の骨産道の通過―回旋―子宮口全開大―児頭下降度」を診断することです。診断する際に一番初めに見る内診所見の項目は子宮口の位置、最後は児頭下降度です。 -
【アセスメント】 06 児頭下降度、児頭回旋
43, 2(2024);View Description Hide Description内診から得られる情報で、児頭下降度と児頭回旋は最重要ポイントです。 児頭下降度(骨盤への児頭の進入度)を把握することにより、分娩の時期と今後を予測します。分娩進行を判断する上では、児頭下降度とともに児頭回旋(現在が正常な回旋なのか、または何らかの異常があるのか)を確実に把握していく必要があります。児頭下降度と児頭回旋は、相関関係にあることが多く、児頭回旋の各期で子宮口開大度と児頭下降度を助産診断し、介入の必要性を判断して正常に導くケアを行います。
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