ENDOSCOPIC FORUM for digestive disease

日本消化器内視鏡学会甲信越・北陸支部機関誌。
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<症例報告>
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- [小腸]
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小腸狭窄および腸石による再発性の腸閉塞に対してバルーン拡張術が奏効した非特異性多発性小腸潰瘍症の1 例
37, 2(2021);View Description
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症例は70 代,男性。60 代ごろより腸閉塞で複数回の入院加療歴あり。腹痛を主訴に来院し,腹部CT にて小腸に狭窄と口側腸管拡張および内部に複数の腸石を認め,腸閉塞の再発と診断し入院となった。ダブルバルーン小腸内視鏡検査で非特異性多発性小腸潰瘍症と診断した。狭窄により腸内容の停滞などを背景として腸石が形成され,徐々に増大した結果,腸閉塞を引き起こしたものと考えられた。狭窄部に対して内視鏡的バルーン拡張術を行い腸石除去に成功した。非特異性多発性小腸潰瘍症により小腸狭窄を合併し,小腸狭窄および腸石による再発性の腸閉塞に対して内視鏡的バルーン拡張術が奏効した1 例を報告する。 - [膵]
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EUS‒FNB を繰り返すことにより確定診断され手術を回避できた自己免疫性膵炎の1 例
37, 2(2021);View Description
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症例は50 歳台,男性。黄疸を自覚し当科を受診した。血液検査では肝胆道系酵素異常と腫瘍マーカーの明らかな高値を認めた。IgG4 は119 mg/dL とわずかに上昇していた。各種画像検査では肝内胆管から総胆管の著明な拡張と膵内胆管の狭小化,および膵頭部副膵管領域に限局して2 cm 大の境界不明瞭な腫瘤を認め,膵頭部癌による胆管狭窄を疑った。手術の方針としたが,自己免疫性膵炎の可能性が否定できず22G のFranseen 穿刺針で腫瘤に対し超音波内視鏡下穿刺生検術を繰り返し施行した。3 回目の超音波内視鏡下穿刺生検術で高度のリンパ球,形質細胞浸潤と線維化,IgG4 陽性形質細胞浸潤,閉塞性静脈炎を認め,自己免疫性膵炎と病理診断した。ステロイドによる加療を開始し,初診から2 年の時点で癌の所見は認めていない。
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<その他>
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<会告>
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<第 37 巻 総目次>
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<支部例会を終えて>
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<抄録>
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<支部例会を終えて>
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<抄録>
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<その他>
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パネルディスカッション/教育講演/スポンサードセミナー/特別講演/第115回日本消化器内視鏡学会北陸支部例会 優秀演題受賞者一覧
37, 2(2021);View Description
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