みんなの呼吸器Respica
継続前誌:呼吸器ケア
2019年1月、『呼吸器ケア』は新たなステージへ。
超急性期から生活期の呼吸ケアに携わるすべての人のために、診療・看護・リハビリを総合的に取り上げる専門誌として新しく生まれ変わります。
『Respica』とはRespiratory Careを縮めた造語。その語感から、スキル・知識を「磨く」「輝かせる」ための専門誌というイメージを醸成します。
ICU、病棟、外来、訪問・在宅の看護師や医師、臨床工学技士、理学療法士が領域・職種の垣根を越えてつながるための場を提供していきます。
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呼吸器ケア
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目次
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特集 【アプローチの「引き出し」を増やす! NPPVとハイフローセラピーの強化書】
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【Part.1 NPPVとハイフローセラピーの比較】 <1>【総論】NPPVとハイフローセラピーの基本と役割分担
21, 6(2023);View Description Hide Description侵襲的人工呼吸と標準的酸素療法の間を埋めるものとして、NPPV に加えハイフローセラピーが登場した。厳密な使い分けが難しい領域も多く残されており、それぞれの侵襲度の違い、施設の習熟度、患者の希望などの要素を加味して使い分ける。エビデンスで割り切ると、急性I 型呼吸不全ではCPAP が最も優れ、急性II 型呼吸不全では換気補助のあるNPPV が最も優れ、慢性II 型呼吸不全では在宅NPPV と在宅ハイフローセラピーは共に推奨される。 -
【Part.1 NPPVとハイフローセラピーの比較】 <2>こんなときはどちらを選ぶ?ICUにおけるⅠ型呼吸不全のケース
21, 6(2023);View Description Hide Description -
【Part.1 NPPVとハイフローセラピーの比較】 <3>こんなときはどちらを選ぶ?高二酸化炭素血症を伴う人工呼吸管理中のCOPDのケース
21, 6(2023);View Description Hide Description -
【Part.1 NPPVとハイフローセラピーの比較】 <4>こんなときはどちらを選ぶ?抜管後、再挿管リスクを1つ以上有するケース
21, 6(2023);View Description Hide Description -
【Part.2 今こそ知りたい! NPPVのケアとアセスメント:急性期~終末期まで】 <1>【急性期】急性期NPPV管理中のアセスメントと至適設定
21, 6(2023);View Description Hide Description急性期NPPV 管理の成功の鍵は、適切なモニタリングとアセスメントである。急性期NPPV 管理中は、同調性、マスクフィッティング、病態の改善の3 点が特に重要。NPPV 使用中はNPPV 特有の合併症にも注意が必要となる。 -
【Part.2 今こそ知りたい! NPPVのケアとアセスメント:急性期~終末期まで】 <2>【急性期】急性期NPPVのケア(ストレス緩和)
21, 6(2023);View Description Hide Description急性期は呼吸困難が強く、言いたいことをうまく伝えられない状況に、不安・苛立ちを生じやすい。アラーム音が鳴り響く、孤独で自由に動けない環境は、ストレスとなってせん妄を誘発する。患者リークや陽圧換気による不快感が解決できなければ、NPPV 継続の危機に陥る。マスクの圧迫による皮膚トラブルは、予防的に皮膚保護材を貼付すれば防げるということではない。 -
【Part.2 今こそ知りたい! NPPVのケアとアセスメント:急性期~終末期まで】 <3>【慢性期】在宅NPPV管理中のアセスメントと至適設定
21, 6(2023);View Description Hide Description概してIPAP を上げるとPaCO2 が下がる。EPAP を上げるとPaO2 が上がる。「 自発呼吸との付き合いかた」で運転モードは S・T・S/Tに分かれる(ほかにVAPS やCPAP も)。S/T が患者にやさしそうだが、実はT も意外に使える。COPD は「軟らかすぎてしぼみにくい肺」、肺結核後遺症や脊椎後側弯症は「硬すぎて拡がらない肺と胸郭」、これを頭に入れて設定を見る。マスクの選択は重要。安易なフルフェイスマスクの選択は避ける。
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