No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
血液透析中の再発進行食道癌に対しDocetaxel/Nedaplatin併用療法を施行し嚥下障害の改善が得られた1 例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は血液透析施行中の82 歳,男性。2003年,進行食道癌に対し化学放射線療法(low-dose FP+放射線照射)を施行され経過良好であったが,2009 年3 月に頸部食道に再発し通過障害のため入院した。内視鏡的胃瘻造設術を行った後,docetaxel(18 mg/m2 2週ごと)+nedaplatin(16 mg/m2 2週ごと)併用療法を開始した。既往の洞不全症候群による頻脈発作やめまいを認めたのみで重篤な有害事象は認めず,2 回目投与後に退院し外来化学療法に移行した。通過障害の改善がみられ飲水可能となり,4 回目施行後の食道造影にて狭窄の改善を認めた。その後,急性心筋梗塞により2009 年7 月に永眠された。血液透析患者のようなハイリスク患者に対する化学療法は推奨される投与量やレジメンが確立されていないが,ハイリスクであってもリスクとベネフィットをよく説明した上で患者が希望された場合には化学療法を施行し得る。実際,本例においては患者のQOL の向上を認め有用であった。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/37050/883