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Docetaxel+S─1 療法が奏効し腹膜転移のコントロールが得られた原発性空腸癌の1 例
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JPY
Abstract
多発腹膜転移を伴った小腸癌に対し,原発巣切除後に docetaxel( DOC)+S─1 療法を行い,腹膜転移のコントロールが得られた症例を経験したので報告する。症例は60 歳,男性。2012 年7 月19 日の人間ドックでCA19─9 の高値を認め,腹部CT で小腸腫瘍が疑われ精査目的に当院消化器内科に入院となった。小腸内視鏡で門歯より約120 cm の部位に発赤を伴う全周性の壁肥厚を認めた。生検結果でadenocarcinoma であった。造影CT で造影効果を伴う壁肥厚,リンパ節転移,腹膜播種結節を認めた。PET─CT で原発巣に一致しSUVmax 6.09 の集積を認めた。以上よりT4N1M1 の進行空腸癌と診断した。空腸の全周性の狭窄を来しており,まず空腸部分切除を行った。術後,腹膜播種を認めていたためS─1 をkey drug としDOC+S─1 を適応した。術後9 か月の現在,化学療法は奏効し腫瘍マーカーは正常化,画像上CR を継続している。
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/content/article/0385-0684/40120/1717