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S 状結腸癌術後多発肝転移,心不全を有する高齢者にXELOX+Bevacizumab 療法が有用であった1 例
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JPY
Abstract
症例は75 歳,女性。肛門痛を主訴に救急外来受診した。CT にてS 状結腸癌穿孔,腹腔内膿瘍と診断し,CT ガイド下膿瘍ドレナージ術を施行した。穿刺6 日後,心不全による呼吸苦,喘鳴が出現し,一時的に人工呼吸器管理となった。その後,保存的加療にて心肺機能は改善した。下部消化管内視鏡検査にてS 状結腸に全周性2 型病変を認め,生検にてtub2 であった。その後S 状結腸切除,リンパ節D3 郭清を施行した。術後経過は良好で,手術2 か月後にCT 施行したところ肝転移を認めた。performance status( PS) 3 であったため抗癌剤治療は行えず経過観察とした。手術 4 か月後にはPS 2にまで回復されていた。一方,CT で肝転移は増悪しており,30%減量した XELOX+bevacizumab( BV)を開始した。化学療法開始後8 か月現在,9 コース施行し,CEA/CA19─9 は基準値内となっており,CT 画像上も肝転移巣は著明に縮小し,PR を得ている。
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/content/article/0385-0684/40120/2011