No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
当科における腹腔鏡下胆嚢摘出術後の潜在胆嚢癌症例の検討
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
胆嚢良性疾患に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術後に病理診断にて癌と診断される潜在胆嚢癌の臨床病理学的特徴を明らかにすることを目的とし,当科における潜在胆嚢癌33例を対象として臨床病理学的因子を検討した。癌の深達度は,M 14例,MP 3 例,SS 12 例,SE以深 4 例であった。断端陰性のM/MP 癌では追加切除を施行しなかったが,癌の再発は認められなかった。SS/SE 以深癌のうち14 例に追加切除を施行し,その予後は非潜在胆嚢癌症例と同等であった。追加切除例のうち2例では,腹腔鏡下手術の際のポート挿入部位に再発を認めた。R2症例となった1 例では,初回切除時に胆嚢損傷を来しており,追加切除の際に腹膜播種を認めた。以上の結果は,潜在胆嚢癌に対する治療方針の妥当性を示唆するものであるが,ポート挿入部位再発や胆嚢損傷が原因である可能性のある腹膜播種を認めたことから,腹腔鏡下胆嚢摘出術の際には潜在胆嚢癌の存在を念頭に置いた手術操作が必要であると考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/43120/1605