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胆管内進展を呈し胆道出血を来した混合型肝癌の1 切除例
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JPY
Abstract
胆道出血を来した混合型肝癌を経験したので報告する。症例は65 歳,男性。右季肋部痛で受診した。腹部超音波検査で肝外側区の胆管拡張,血液検査所見で肝胆道系酵素の上昇を認めたため,ERC 検査を施行したところ十二指腸乳頭部からの出血を認めた。胆管造影では左肝管の拡張と陰影欠損像を認め,経口胆道鏡では左肝管に乳頭状の易出血性の隆起性病変を同定し,生検の結果,腺癌と診断された。肝内胆管癌の診断で肝左葉,尾状葉切除,肝外胆管切除,リンパ節郭清,右肝管空腸吻合術を施行した。切除標本では左肝管に16 mmの隆起性病変を認め,肝実質内へ浸潤していた。病理組織学的所見は混合型肝癌であった。術後1 年8 か月後,2 か所に肝転移再発を認めgemcitabineを開始したがPD となり,現在はS-1に変更し2年間SDとなっている。
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/content/article/0385-0684/44120/1143