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Bevacizumab併用化学療法中に消化管穿孔を来した4 例
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JPY
Abstract
bevacizumab(BEV)併用化学療法中に消化管穿孔を発症した4 例を検討した。症例1 は82 歳,男性。直腸癌術後肝転移再発でFOLFIRI+BEV 施行22 日目に胸部下部食道の穿孔に対してドレナージ術を施行した。症例2 は69 歳,女性。直腸癌,肝肺転移でFOLFOX4+BEV 施行6 日目に原発巣の穿孔に対して穿孔部の縫合閉鎖,人工肛門造設術を施行した。症例3 は69 歳,女性。左肺癌,副腎,リンパ節転移でCBDCA+PEM+BEV 施行15 日目に小腸穿孔に対して回盲部切除術を施行した。症例4 は73 歳,女性。左肺癌,胸膜転移でCBDCA+PEM+BEV 施行30 日目にS 状結腸憩室穿孔に対して穿孔部の縫合閉鎖,人工肛門造設術を施行した。穿孔部位,原因,発症時期は多岐にわたっており,BEV 投与中に発熱,腹痛,炎症反応の上昇などを認めた場合は早急に消化管穿孔を念頭に置いて精査を進め,全身状態,病状の進行を十分考慮し,適切な治療方針を決定する必要がある。
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/content/article/0385-0684/44120/1604