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早期手術を行った急性胆嚢炎に合併した胆嚢癌症例の検討
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JPY
Abstract
急性胆嚢炎に胆嚢癌が合併する頻度は約1%程度とされる。急性胆嚢炎に対する早期手術では詳細な術前診断が困難で,術中または術後に胆嚢癌と診断される症例も存在する。2014 年1 月〜2016年12 月までに早期手術を行った39 例の急性胆嚢炎症例のうち胆嚢癌の合併が確認された6 例を対象とし,臨床病理学的因子につき検討した。重症度は中等症5 例,軽症は1 例であった。1 例のみ術前に悪性が疑われ,一期的に肝床切除を施行した。その他はすべて腹腔鏡下に胆嚢摘出術を施行した。病理検査にて深達度は全例でSS以深,ly(+)4 例,v(+)1 例,pn(+)2 例,R1およびR2が各々1 例であった。2 例に追加切除を行い,各々術後2 年4 か月および12 か月無再発生存中である。年齢やPS を考慮し追加切除や化学療法を行わなかった3 例のうち2 例は,術後数か月で原病死となった。急性胆嚢炎に対する早期手術は,胆嚢癌の合併も念頭に置いて慎重に検討すべきである。
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/content/article/0385-0684/45010/112