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JPY
Abstract
症例は33 歳,女性。15 年前に右乳房の腫瘤摘出術を施行され,線維腺腫と診断された。5 年前に再度右乳房に腫瘤を認め,針生検で線維腺腫と診断され経過観察となったが,その後増大を認め4 年前に腫瘤摘出術が施行された。病理診断は境界悪性葉状腫瘍で,切除断端は陰性であった。2 年前に右乳房に再度腫瘤を認め,針生検で葉状腫瘍と診断された。急速な増大を認めたため悪性化を疑い,右乳房切除術を施行された。病理診断は良性葉状腫瘍であった。また,左乳房には4 年前より腫瘤を指摘されていたが,線維腺腫の疑いで経過観察されていた。1 年前より腫瘤の増大を認め,2 か月前よりさらに新たに腫瘤が出現し増大を認めた。針生検でいずれの腫瘤も葉状腫瘍と診断され,左乳房切除術を施行した。病理診断はいずれも良性葉状腫瘍であった。両側に異時性に多発した葉状腫瘍の1 例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/45130/1854