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JPY
Abstract
モチリンは22個のアミノ酸よりなり,十二指腸から上部空腸に存在するクロム親和基底顆粒細胞より分泌される.空腹期にその血中濃度は90〜100分間隔で変動し,空腹期伝播性強収縮(IMC)に一致してピークを迎える.モチリンはIMCを発生させる消化管ホルモンと認識されている.モチリンによる強収縮は胃から生じ小腸へと伝播し,食物残渣や脱落細胞を肛門側に排出させ,つぎの摂食のための準備をする収縮と考えられている.このモチリンによる収縮は筋上の受容体に直接に作用する以外に,コリン作動性神経を介した作用が重要である.抗生物質であるエリスロマイシンがモチリンアゴニストであることが発見されて以来,モチリンアゴニストを臨床に応用する研究がなされ,多くのアゴニストが開発されたが,その作用機序の複雑さから,まだ臨床に用いられていない.
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/content/article/0039-2359/223070/545