No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
円形脱毛症の発症機序—病態の解明はどこまで進んだか
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
円形脱毛症の発症機序はおそらく簡単ではない.現在のところ臓器特異的な自己免疫反応を基礎とした病態が有力であるが,すべての病気・病型において同様の病態とも思えない.急性期の円形脱毛症は成長期毛包の免疫的に寛容な環境(immune privilege)の破綻が毛包の何らかの自己抗原を露呈させ,自己反応性Tリンパ球を中心とした自己免疫的機序で発症すると考えられる.しかし,最初のきっかけがストレスなのかウイルス感染なのか不明である.円形脱毛症モデル動物による近年の基礎的研究によって,サイトカイン,液性免疫,アポトーシス,神経蛋白などに関連した病態が報告されている.ここでは現在までにわかっている円形脱毛症の病態や発症機序について解説していく.
Full text loading...
/content/article/0039-2359/224040/259