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JPY
Abstract
抗加齢医学は1990年代に欧米ではじまった考え方で,その目的は日々の健康増進と生活の質(QOL)の向上,そして結果として健康長寿を達成することにある.研究成果は病的老化の予防という予防医学に利用する.2001年に設立された日本抗加齢医学会の活動経緯について紹介する.老化に関係する検査項目・バイオマーカーとその評価方法,日本人の加齢に伴うデータ変化,医科から歯科領域への広がり,皮膚科・眼科領域の老化度評価,サプリメント・機能性食品の臨床評価,アンチエイジングドックから企業健診・地域医療への応用へと,抗加齢医学の概念は着実に広まりつつある.抗加齢医学はそれぞれの専門領域や立場の差を越えた,ふところの広い学問といえよう.今後の展望として抗加齢医学が透明性と中立性を保ち,高い視点から医学的証拠を着実につみあげつつ適正な早さで進むことをめざすべきと考える.
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