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JPY
Abstract
わが国でも 1990 年代末より,選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)をはじめとする新規抗うつ薬が広く普及し,欧米と同様にうつ病医療の拡大に貢献した.しかし,海外の状況に目を移すと,すでに抗うつ薬の時代には陰りがみえている.ランダム化比較試験においてプラセボ反応が高率に生じやすく,新規抗うつ薬開発が著しく停滞しているために,数年後に現在のほとんどの抗うつ薬の特許が切れると,安価な後発医薬品への置換によってグローバル市場は著しく縮小すると予測される.抗うつ薬の有効性に対する疑義も提起され,とくに軽症~中等症のうつ病に対する適応をめぐって議論されている.そもそも背景にはアメリカ精神医学会の診断基準 DSM-Ⅲ(1980)以降の拡大したうつ病の概念と,その医療をめぐる社会情勢の変化が深くかかわっており,つぎの DSM 改訂(DSM-5)の動向が注目されている.
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