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JPY
Abstract
◎磁性ナノ粒子は交流磁界を印加することで発熱するため,がん温熱治療の発熱体としての利用が可能である.温熱療法は体の部位や細胞の種類によらず治療が行えるという利点を有するが,局所的な加温を行うことが困難なため治療効果が低いことが問題である.ここで磁場による患部への誘導および集積が可能な磁性ナノ粒子を用いることで深部局所加温を実現することが期待されている.また,磁性ナノ粒子は表面を高分子や脂質で修飾することで,抗体などがん細胞に特異的な反応を示す物質を結合させた機能化磁性ナノ粒子を作介する.免疫療法において用いられる抗体と温熱療法を併用することで,高い抗がん作用が確認された.加えて熱や抗体により誘導されるアポトーシスを阻害する蛋白質の分泌を抑制する薬剤を用いることで,温熱・抗体併用療法の抗がん効果が高まることが確認された.
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