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JPY
Abstract
LDL-receptor related protein 6(LRP6)は巨大な細胞外領域を有する1 回膜貫通型蛋白質で,Wnt シグナルのβカテニン経路においてFrizzled 受容体を補助してWnt 受容装置を構成する.LRP6 細胞外領域(LRP6ec)は多種のWnt 分子やアンタゴニストと相互作用してシグナル制御に本質的にかかわり,またLRP6 の過剰発現や変異は冠動脈疾患などとの関連も報告されていることから,その構造解析はシグナル伝達機構の解明のみならず,疾患克服に向けた創薬の観点からも非常に重要な課題である.著者らは古典的な分子可視化法であるネガティブ染色電子顕微鏡観察によって“LRP6ec の構造を観た”結果,LRP6ecを構成する4 つのドメインがC 字型に並び,そのカーブ曲率が多様であることを明らかにした.驚いたことに,LPR6ec に結合したN 型糖鎖までが可視化され,しかもこの糖鎖が受容体のコンフォーメーションと機能に大きな影響を与えていることが示唆された.
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/content/article/0039-2359/262050/424