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クライオ電子顕微鏡によって明らかにされたタンパク質合成工場の仕組み
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JPY
Abstract
細胞におけるタンパク質合成工場であるリボソームはRNA を基本骨格とし,そのまわりを複数のタンパク質が取り囲む巨大な超分子複合体である.タンパク質合成過程でのリボソームの構造と動きを可視化することは,その機能を理解するうえで重要である.リボソームの構造解析の歴史は,透過型電子顕微鏡(電顕)による観察から始まり,溶液状態をそのまま凍結し電顕による観察を行い,画像処理によって三次元構造を得るクライオ電顕単粒子解析(cryo-EM)に発展した.さらに近年のクライオ電顕に起きた技術革新によって,試料中に含まれる構造多型の解析や,高分解能でのリボソームの複合体の構造解析が可能になった.本稿では,クライオ電顕を用いたリボソームの構造解析の実際と,最新の知見を紹介する.
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