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オートファゴソーム膜の供給③:蛋白質依存的な隔離膜への脂質供給機構
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JPY
Abstract
隔離膜は膜蛋白質をほとんど含まないオルガネラである.そのため,隔離膜は新規に合成されていると考えられてきた.隔離膜が新規に合成されるのであれば,“脂質供給源”と供給源から隔離膜への“供給方法”が確立されていなければならない.これまで“脂質供給源”としてさまざまなオルガネラが候補としてあげられてきたが,“供給方法”についてはほとんど議論されないままであった.ところが最近,オートファジー必須因子Atg2 が小胞体と隔離膜を係留し,小胞体から隔離膜への脂質輸送を媒介している可能性が強く示唆されるようになった.これは,小胞体が隔離膜伸張における主要な脂質供給源であることを示唆するとともに,オルガネラを形成できるほどの脂質輸送が蛋白質依存的に起こりうることを意味している.そのため,細胞生物学的観点からも非常に興味深い.本稿では,最近のAtg2 に関する構造生物学的研究を振り返りながら,Atg2 の構造とそのユニークなオルガネラ間脂質輸送メカニズムについて概説する.
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