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JPY
Abstract
さまざまな生命現象が液-液相分離(LLPS)という熱力学的現象によって説明されるようになり,生命科学研究のパラダイムシフトが起こっている.オートファジーの領域では,選択的オートファジーによって分解される基質蛋白質が液-液相分離により形成された液滴であるという報告が相次いだ.p62-ポリユビキチン化蛋白質凝集体,ストレス顆粒,PGL 顆粒はどれも液-液相分離により形成され,その性状がオートファジーによる分解に重要である.さらに液-液相分離は分解基質側だけでなくオートファジーのマシナリー自体を制御しており,オートファジーの始動において重要な働きをしていることが明らかになりつつある.オートファジーの開始点であるPAS はAtg1 複合体が液-液相分離することで形成された液滴であり,オートファジー関連蛋白質中唯一の蛋白質リン酸化酵素Atg1 の反応槽であった.
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/content/article/0039-2359/272090/763